意見交換掲示板過去発言No.0000-200109-93
一人で留守番できません(分離不安症について)... |
投稿日 2001年9月12日(水)19時06分 uni-
元文(要旨) 実家のシーズー(現在6歳 ♂)が一人で留守番させると、 一日中鳴きっぱなしで近所からクレームがついています。 今まで必ず誰かいたもので一人で留守番することがなかったのです。 ところが事情により、留守番させることが必要になりました。 ...... 生後50日でブリーダーさんから購入... (小さいときに)一人ぼっちになったことはありません... であれば小さいときの環境には問題なかったように思います。 (大きくなって留守番ができないのは小さいときに留守番の練習?を させなかったからだーというのは違うと思います。) 留守番できない..その程度がひどい場合を分離不安症といいます。 その原因は、文字通り“不安"です。 そしてその主な原因には家庭内での“立場の勘違い"そして小さいときの 嫌な思い出などがあります。そこで、その治療としては 不安感を和らげてあげる(薬剤使用・出かけるときにちょっと工夫をする) そして家庭内での“立場の勘違い"を正してあげ、家は飼い主のものということを あらためて教えてあげる、そして 家のなかにワンちゃんの家をつくってあげることです。 ここで、また少しお尋ねしますが、 普段、“ピンポーン"が鳴ったときのワンちゃんの様子はどういうものでしょうか? (いの一番に吠えながら玄関のところへいく?それとも...) そして、飼い主さんに対しての態度はどういうものでしょうか? (よく言う事を聞く、時々反抗的な態度をとる....) 今回のケースについては、分離不安症とは限らないのかもしれませんが、 吠えるのがひどいならそれに準じた“治療"をしてあげた方がいいと思います。 具体的には、まず健康診断を受けられそして 分離不安症治療薬を処方してもらうこと。 それと、ハウスをお部屋にしてあげること...ハウスを牢屋にしないこと。 できればハウスのなかにバスケットのような身を隠せるものを置いてあげること。 そしてもし“立場の勘違い"があるならそれを直してあげること...より具体的なことは また後日(長くなるのと、“立場の勘違い"がないかもしれないので)。 さらに、普段から飼い主さんにとって不都合な吠えに対しては徹底的に無視をすること、 静かにしたときに・静かにしているときに、かまってあげる(褒めてあげる)こと、 出かける前(家に出向いたとき)帰ってきたとき(帰るとき)には無視をすること... ワンちゃんに“挨拶"をしないこと、などを心掛けられてはいかがでしょうか? ただ、理想(本当は)としては、分離不安症について実際の飼い主さんに理解してもらい、 上記のことを実践してもらうことです。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |