獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200110-40

マルチレス
投稿日 2001年10月4日(木)16時21分 プロキオン

10月1日の KEIさんへ
同じ内容の書き込みが少し前にあるようですが?

10月1日の ともさんへ
レントゲン像が真っ白という状態であれば、肺水腫なら呼吸器の障害が出てい
るように思います。腫瘍であれば、全体が真っ白というなら、余命診断の対象
になってしまいますが、どうも、ともさんが目にしておられる日常の状態とは
、一致していないということですよね。
患者が猫であれば、このような状態(レントゲン)を示す疾病は、他にもある
と私は考えています。
主治医の先生には失礼な話かもしれませんが、他の獣医師の診察を受けても良
いケースかもしれません。少なくとも診断根拠は、はっきりさせておいた方が
よいでしょう。その方が飼い主としても納得できるのではないでしょうか。

10月2日の 鈴花さんへ
動物の所有権というのは、半年くらいしないとないのですが、占有権であれば、
およそ1ヶ月(30日)が成立期間だったかな?
これを経過すると正規の所有者といえども 無条件で取りかえすことはできな
くなります。
ただ、これを今の時点で主張すると話がなお一層混乱します。元の飼い主さん
は、何故 その猫にこだわっているのでしょうか?

その点が分からないと、私達にも両者の話し合いの糸口がつかめません。鈴花
さんと元の飼い主さんで、どちらがその猫をより可愛がっているかといっても
私達は鈴花さんの書き込みしか拝見していないわけで、立ち入ってどちらが猫
のためと早計に判断するわけにもいかないと思うのです。
明確に「金銭の要求」や「脅し」というものがあるのであれば、かえって話は
早いように思います。「無届のペット販売業」という相談形態もありかなと。

もし、純粋に猫そのものを手放しがたいという内容の申し込みであれば、相手
の態度は別の話として、これは一考を必要とします。

10月2日の パールちゃんへ
相変わらず、いいとこ突いていますね!
昨日は、フジテレビ、NHK、TBSと3つの局の放送を見ました。農林水産
大臣が一生懸命に答えていましたが、ちょっと気の毒でした。
しかし、肝心のことは全然駄目。ブレーンが事勿れ主義のレクチャーをしてい
るみたいです。あれをやったこれをやったと言っても、その対応があまりに遅
くて批判を招いているのですから、やるとかやったとかは胸を張って言うこと
ではありません。
TBSでは、牛の解体方法が「背割り」なのだから、肉も汚染されているので
はと疑問を投げかけていました。「背割り」と言うのは、私が先日述べた脊髄
と背骨の縦断を言っています。ヨーロッパで脳、脊髄、眼球、小腸の一部を除
いて食用に供して良いとしているのは、解体方法が異なるからであり、日本の
肉が安全という根拠にはならないのではないか、というのがキャスターの質問
主旨なのです。農林水産大臣は、これについてはレクチャーを受けていなかっ
たようです。
この点については、TBSの方が他局よりも勉強していたようです。

千葉県で患畜と同居していた牛達70頭は、全て陰性という報道と、1頭の検
査が遅れているが陰性らしいという報道とに分かれました。
北海道から出荷され牛達は、生存していた牛達は陰性らしいのですが、およそ
半数は行方不明で市場に出てしまったかもしれません。
北海道の農家は「ホクレン」の餌で、千葉の農家は「全農」の餌を給餌してい
たと述べており、両者のシェアはとてつもなく大きいのです。餌を原因とする
のなら、1頭だけで済むとは思えません。それはあまりに不自然な姿です。
感染経路も、牛達の汚染の範囲も少しも絞り込めてはいないのです。

過去何年かの間に流通してしまった肉と加工食品や日常生活品からの危険とい
うものは、残ったままなのです。大臣や議院が肉を食べてパフォーマンスをし
ている映像は、私には反感しか感じません。
正確な情報を伝えようとしている姿には見えないからです。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。