獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200111-110

re:てんかんとお薬
投稿日 2001年11月19日(月)14時35分 りんママ

てんかんと使用薬について、獣医師ではありませんが、ご参考までに、

商品フェノバール(=フェノバルビタール)は、人にも使われている一般的な抗てんかん薬です。
また抗てんかん薬以外にも睡眠・鎮静剤としてもよく使われるお薬です。

犬のてんかんについて、邦訳されているサイトがありますので、リンク先をご参考になさってください。
こちらの中に出てきます、フェノバルビタール(バルビツール酸系薬剤)の方が一般的です。
血液検査をすることで、中毒などの副作用や健康状態を把握することが出来ます。
抗てんかん剤は全て肝臓で分解されて体外に出されますので肝機能検査も受げる事がよいと思います。

ただ、犬も人もてんかんは一つの原因によるものではなく、様々な原因によって引き起こされ原因のはっきりしない事もあるようです。
主な原因は、

1.脳の細胞そのものに障害が加わったもの
 a)先天性
  代謝異常症、脳奇形、神経変性疾患
 b)後天性(後遺症)
  低酸素・虚血(仮死分娩・溺水など)
  外傷、出血・梗塞、腫瘍、中枢神経感染症(脳炎・細菌性髄膜炎など)
2.脳の機能の問題に基づくもの
 a)原因不明
 b)遺伝性

特発性・症候性・潜因性に分けられています。
違うお薬のほうが効果がある場合もありますし、てんかんではない他の疾病が隠されていることもあります。

http://www2e.biglobe.ne.jp/~y-kiku/info/tenkan.htm

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