獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200201-11

無責任な犬の飼主
投稿日 2002年1月4日(金)11時57分 市川 佐江子

昨年12月中旬、山梨県の清里に夫と愛犬(生後七ヵ月のメス)とともに車で
行きました。清泉寮でソフトクリームを食べ、愛犬を散歩させて、駐車場に
止めておいた車に乗ろうと近づいていったとき、付近にもう一台の車が入って
きました。犬連れでした。その車が止まると、人間よりも先に犬が飛び出してきて、
(ゴールデン・リトリバーのオス)私がリードで連れていた愛犬に飛びかかり
ました。その後飼主の女性が車から降りて来て、自分の犬を抑えたのですが、
こちらに向かって、「(お宅の犬は)オスですか、メスですか?うちの犬は
メスには噛み付かないんですが」と詫びもせずに言いました。私の愛犬を見ると、
鼻に噛まれた傷がついていたので、指摘すると、もう一人の飼主の男性が、
きたない手袋をはめた手で傷に触ろうとします。思わず私の主人は
「何をするんだ!」と怒鳴りました。

その後その男性は「すいません」と詫び、傷薬の軟膏を差し出しました。
念のため、私はその男性に電話番号を尋ね、こちらの電話番号も渡して
その場を去りました。帰宅後かかりつけの動物病院に行き、抗生物質を処方
していただき、傷は治りつつあります。

無責任な飼主が言った電話番号などデタラメかもしれないと思いましたが、
電話してみますと、名古屋市熱田区に開業する医師でした。動物病院に
行ったこと、このような場合は噛んだ飼主が治療費を負担するのが普通と
聞いた旨を告げますと、「うちの犬が噛んだという証拠は出せるのか。
噛んだ傷だということは証明できるのか。」と言い出しました。
目の前で自分の飼犬が襲い掛かるのを見ていながら、そういう発言をする
とは、全く心外の極みです。診療費の領収書は男性に送付しましたが、
三週間たっても何も言ってきません。治療費は3千円ちょっとで、そんな
額を取り返すために腹のたつことを繰り返すのもいやではありますが、
こんな飼主を放っておくのも我慢なりません。

無責任な飼主に出くわした災難としてあきらめるしかないのでしょうか?

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。