意見交換掲示板 2002年3月23日(土)16時15分

猫のフィラリア感染では、生前診断が付きにくい病気で、突然死の原因をしらべていてフィラリアの成虫が見つかる場合や、
心臓のエコー検査でたまたま虫体が見つかる場合がほとんどだと思います（僕はまだ診断した事がありません）。
猫では寄生している虫体が少ないことから、抗原検査で陽性になる頻度が低い事が知られていますので、
複数の寄生があるのかもしれません。

予防薬の投与ですが、行なっておいた方が良いと思いますが、余命に対する評価は見た記憶がないのでなんともいえません。
また、考えられる予後は肺動脈の高血圧症からの右心不全、または突然死などになると思われます。

猫ではフィラリアの抗体を保有している猫の比率が高い事からフィラリアに寄生された事のある猫は多いと考えられていますが、
通常、肺動脈内にフィラリア成虫がみられることはあまりありません。
生活環境がフィラリアの濃厚感染地帯なのか、猫さん側に免疫の異常などがあるために成虫にまで発育したのかも知れませんね。
レスを付けておいて、あまり適格なコメントができなくてすいません。

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