獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200203-222

マルチレス
投稿日 2002年3月29日(金)11時45分 プロキオン

3月28日の テリアさんへ
もうすでに4~5回の輸血を経験されているのですね。此の場合は、原因が判
明しないとお話の進めようがありません。
輸血が必要なくらいの貧血がある事は分かりますが、その貧血が何故起きてい
るかということですよね。骨髄機能が低下して赤血球が造られていないのか、
造られていてもその赤血球が破壊されているのか、あるいは赤血球は造られて
おり破壊もされていないが、腫瘍や潰瘍から持続的な出血があって失血してい
るとか。
これらについては、血液の検査項目からある程度方向は絞れるのでは無いかと
思います。対症療法あるいは支持療法としては、輸血が優先しますが、確かに
テリアさんが書き込まれているようにこのままで良いのかという気持ちも理解
できます。どの程度までの原因不明なのかと今後の見通しについては、もう少
し主治医の先生とお話されても良いかも知れません。


3月29日の momotarouさんへ
私も田口先生と同意見です。

ある雑誌に術部の冷却で知覚を鈍くさせてから、インプラント剤を埋め込むと
いう方法が紹介されていましたが、そのことが麻酔がいならいというように伝
わったのかもしれませんね。
埋め込み自体はひじょうに短時間で済みますので、超短時間麻酔で充分だと考
えます。犬自身にとっては麻酔をして貰った方がありがたいと考えているので
はないでしょうか?
また、インプラントの適用する時期についても田口先生が指摘されている問題
があり、子宮疾患を併発しやすい時期があり、いつでも良いというわけではあ
りません。極端な話をさせて貰えば、交尾しているのに気がつかなくてインプ
ラント剤を埋め込んでしまえば、いくら胎児が発育して大きくなっても、分娩
が誘発されずに母子ともに危険な状態を引き起こす可能性もあるのです。
値段も書き込まれた値段であれば、2回の適応で避妊手術の代金を超えてしま
いますよね。

私は特別な意図があるとか、健康上の制約があると言う場合の次善の策という
ように考えています。


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