意見交換掲示板過去発言No.0000-200203-71
MAMEさんへ |
投稿日 2002年3月10日(日)00時12分 パールちゃん
行ってあげたいけど我慢する、きてほしいけど我慢する、 人も、犬も、両方とも我慢の練習をしながら、 一緒に暮していくルールを作るんですよね。 MAMEさんのところの豆柴ちゃんがすくすくと育っているのが目に浮かびます (`。`) でもね、ロープを噛ませて遊ばせると思いっきり噛むでしょ? 引っ張るために。 犬が放すまでロープは絶対持ってて、自発的に放したら誉めるっていうのはいいけれど、 ロープだと噛む加減を覚えないんじゃないかなぁと思うんです。 生後3〜4ヶ月くらいのときはどんどん手を噛ませて、 どれくらい噛むと相手が嫌がるのかを積極的に覚えさせたほうがいいと思うんです。 痛いからといって手ではなく物で遊んでしまうと、思いきり噛むこと、噛んで引っ張ることに慣れてしまいます。 そうやって育った子犬は大きくなってから、物との区別がつけられずに人の手を思いきり噛んでしまう場合がありますから、 人の手は特別なんだということを覚えさせるためにも、傷だらけ覚悟で手で遊んであげることが大切じゃないかな?と思います。 マズルっていうのは犬の体の部位をさす言葉で、目と鼻の間のことです。 日本語で口吻(こうふん)といいます。 口を閉じさせたいときに横から口をギュッと握りますよね? その握った部分がマズルです。 レトリバーやコリーのようにいわゆる顔の長い犬はマズルが長く、 パグやブルドッグのように鼻ぺチャの犬はマズルが短いわけです。 マズルコントロールというのは、犬の最大の武器であり意思伝達道具でもある牙の動きをマズルを握って押さえることです。 牙を自由に使えない、また急所である鼻の近くを押さえられることは犬にとって最高度の我慢になります。 そのとき犬は体を動かさずじっとして、全神経を人間に向け、何を言われるのかを待ちます。 ここぞというお説教のときやお勉強の機会にだけマズルを握るのが効果的で、 いつもいつもやっていると犬はわりと慣れてしまいますし、 口の近くをさわられるのを嫌がるようになって逆効果のこともあります。 人間界でいうと、「ちょっと来てここへ正座して聞きなさい」みたいなもんかな? 真剣に聞いてほしいことがあるときだけマズルコントロールをするのがいいように思います。 |
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