意見交換掲示板 2002年4月9日(火)00時12分

犬のてんかん様発作は大きく二つに分けて考えます。
一つは特発性のてんかん発作（いわゆるてんかん）と、もう一つは症候性のてんかん発作（他に原因がある発作）です。
通常、特発性のてんかんは５歳までに現れてくる場合が多いとされています、ですからこの子に見られている発作は単純なてんかんでは無い可能性も考えられます。
特に、パグでは脳炎に由来する発作が知られていますので、要注意になります。
けれども、まずは現状のままになるかもしれませんが発作に対する治療を優先してもらう事で良いと思います（発作を起こすほど脳細胞が壊れる事と、より発作が起こしやすくなる可能性があるからです。

診断は特発性のてんかんでは画像診断でも異常は見られないはずですが、脳炎の可能性を考えるのであれば、大学病院などへの紹介（MRIや CT検査）も考えてみられても良いかも知れません。

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