意見交換掲示板過去発言No.0000-200206-35
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投稿日 2002年6月5日(水)15時35分 プロキオン
6月4日の みかんさんへ コロナウイルスの抗体検査とありますが、これはFIPを想定しての検査とい うことかな。 検査成績についてですが、これは採血された血清がどのように保管されていた かにかかっています。血清をキチンと分離した後、すみやかに凍結保存されて いたのであれば、影響はないはずです。時間が経過していたり、あるいは凍結 と融解をくり返すような操作があった場合は、どのくらいとは言えませんが、 その状況に応じた影響がでます。 凍結しないで、冷蔵保存していた場合は、短期日であれば、心配する程の影響 はでません。これが長い日数となると、検査精度を落としたく無いので、私な ら廃棄します。 6月4日の プーさんへ キャンピロバクター(Campylobacter)は、健康な犬や鳥の消化 管の中にも存在します。 だいたいは、C.jejuniと呼ばれる菌のことを言っているのですが、中 には、C.fetusuという牛の流産を引き起こすものもいます。C.fe tusは種畜検査の項目から外す事ができないので、雄牛の飼育者にはお馴染 みです。 さて、C.jejuniは主として下痢の原因菌としてしられており、微熱や ピンク色のごく薄い血便(水溶性もしくは粘稠性)を伴います。食中毒の原因 菌の1つとしても取り扱われています。 その性状は、グラム陰性でコンマ状またはS字状の菌体で、微好気性の運動性 を有する細菌です。 カタラーゼ及びオキシダ−ゼ試験はともに陽性、発育至適温度は菌種によって 差異がみられ、クリグラ−寒天における成績は、斜面高層とも赤く、ほとんど の菌がブドウ糖も硫化水素も陰性を示します。馬尿酸の分解もほとんどのもの が陰性をしめしますが、C.jejuniは陽性なので、鑑別点となります。 6月4日の 稲穂さんへ ハムスターは、たとえジャンガリアンといえども基本的に単独飼育をお願いし たいと思います。本来が孤独な生活を営む動物であり、それなりの縄張り意識 を有しています。 書き込みの様子からは、咬み傷から細菌が感染したのではと推定されますので 放っておいて自然治癒を待つよりは、積極的に治療することをお勧めします。 一番お知りになりたいであろう診察料金ですが、掲示板で質問するには不向き な質問です。私の場合ならいくらですといったところで、実際に診察される先 生がこれだけいただきますというのであれば、これはいたしかたありません。 直接、お尋ねになった方が時間の無駄がないように思います。 中にも、とんでもない高額を請求される先生もいるかもしれませんが、書き込 みの内容からは、高額にはならないと思いますよ。 6月5日の かめ命さんへ 足の異常が、タコなのか傷なのかは、判断できる人に見てもらうしかないでし ょう。お話からは傷に肉芽が形成されているのか潰瘍になっているのかなと想 像したりしますが、やはり実際に見てみないわかりません。 水変えはした方が良いでしょう。カルキ(塩素)の害というのは、鰓の毛細血 管から直接血液に入って作用しますので、鰓を持たない亀には誤懸念におよび ません。むしろ、水が汚れていると、飲水を嫌うようになり、脱水症状から餌 を食べなくなったり、衰弱していく場合があります。 |
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