ちゃこさん　　
ツバメの赤ちゃんはとても大切なことを、残していってくれましたね。
きっと「自然のことに、もっと目を向けて下さいね」という、神様からの
贈り物だったのでしょう。

昔はそこここに野鳥があふれ、私達日本人は自然が空気と同じに
当たり前の生活の一部になっていたのです。
今や都市化も進み、しっかりとした自然保護を意識しなくてはならなく
なりました。
自然が壊された世界では、人間も生き続けることが出来なくなります。　
すぐに目に見えて分かることでないだけに、皆がみんな気がついて
くれるものでも、話して分かる事でもありません。
ツバメは以前のように多くいますか？　戻ってくる数が減っていませんか？
ツバメの多くの雛が無事に育つためには、豊富な食料となる虫達が
いなくてはなりません。
野原が減り、河川は汚れたり彼岸工事でコンクリート化し、虫達も減ってきましたね。
巣を作るには泥が必要です。都会のツバメ達は何処から持って来るのでしょうね。
人の心も変化し、ツバメの巣をたたき落とす事までします。

野鳥達はそうした変化を、私達に知らせてくれます。
私を初めそうしたことに関心を持って、自分なりに出来ることを
模索する人たちもいます。
ちゃこさんが、「ツバメのヒナは育って当たり前でない事」に気づいて
下さって、嬉しいです。
今ごろお☆さまになったツバメの雛は、空の上で「私も産まれて無駄
じゃなかったな」と喜んでいますよ。