獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200207-148

投稿日 2002年7月18日(木)02時04分 sutemaru

家具を心配した場合、前足に爪が無くても猫は本能的に登ろうとして、後ろ足
の爪も使って箪笥等駆け上がります。
途中で落ちても、傷は家具に残りますよ。
我が家の猫は爪をつんだだけで、上がれるつもりの棚の上に上がりそびれて
腰を打ち、しばらく腰痛で5センチの高さも上がれなくなりました。
それ以来、私はこの身体に爪が刺さっても、猫に怪我をさせるより良いと思って
切るのをやめました。
桐の箪笥は傷だらけ、障子も一瞬としてマトモな時は無いと母は嘆いております。
それでも、それが猫です。
猫は猫らしく、犬は犬らしく、鳥は鳥らしく、人間は人間らしく生きたいでは
ありませんか。
アメリカで何処でもやっている事だからと言う事は何の理由にもならないと思
いますよ。
アメリカがしている事は日本が真似すれば良いと言う事は無いでしょう。
自分がどう思うかだと思いますよ。
自分が家具に傷を付けたく無いからして欲しいと言う、自分の意志で考えて欲
しいと思います。
鳥に飛んで欲しく無いからと羽を取りますか。
羽のない鳥が欲しいと思いますか。
私だったら、そこまでして鳥と暮らしたいとは思いません。
やはり鳥は大空を自由に飛べる羽があるから素敵なのだと思います。
猫には爪、犬には牙、鳥には羽、何でもそのままを受け止める事が自然だと
思うのですが。

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