意見交換掲示板過去発言No.0000-200207-218
蚊取り線香、フィラリア |
投稿日 2002年7月26日(金)16時39分 パールちゃん
犬飼いのパールです。 ようこさんへ。 チェリーちゃんが夜中にひどい咳をするのは蚊取り線香が煙たいせいではなく、 フィラリアにかかっているせいです。 ご近所のほかの犬にフィラリアを移さないためには蚊の対策をしなければなりませんが、 チェリーちゃんにとってはまず咳を減らして呼吸を楽にするお薬が必要です。 フィラリアの治療をどうするかは獣医さんとよく相談してください。 治療をするかしないか、するとしたらどういう治療をするか、いろんな選択肢があります。 チェリーちゃんの生活と寿命に関わる大切なことです。 屋外で飼っている犬のために蚊取り線香を置くのは、 効果の点、安全性の点でおすすめできません。 蚊取り線香の煙は微量でも犬にとっては苦痛なので、煙のこないほうへ移動します。 蚊も煙を逃れてそこへ集まるので、蚊を集めて「さぁ、どうぞ血を吸ってください」の状況になります。 また、蚊取り線香の火種の上に枯れ葉が一枚乗っただけで火災の原因になります。 つききりで見ているか、ぜったいに発火しない工夫をしないかぎり蚊取り線香は危険です。 液体やマット式の蚊取りも線香タイプといっしょで、犬と蚊は風上に逃れます。 コードを噛んだり電源部分に雨がかかったりの感電・漏電事故も心配です。 屋外で犬を飼う場合は蚊に刺されてもしょうがないのです。 完璧に蚊を防ぐことは無理です。 それを念頭に置いて、お薬でフィラリア予防をするしかないのです。 フィラリア予防に不安のある皆さんへ。 フィラリアにかかっている子にフィラリア予防薬を与えると急死することがあります。 これまで予防薬をあげてなかった、あげていたけど前年は早く薬をやめてしまった、 そんな犬はフィラリアにかかっている心配があります。 フィラリアにかかっていないかどうかを血液検査で必ず調べてから薬をあげてください。 |
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