意見交換掲示板過去発言No.0000-200208-17
re室内飼いで・・・ |
投稿日 2002年8月2日(金)05時28分 はたの
獣医師ではありませんがご参考まで。 どんな病気があるか、は、「人畜共通感染症」になどで検索されるといろいろ出て来ます。 ですが、室内飼いを忌避すべきほどの「確率」で生じるかはまた別でして。 個人的には、免疫が極端に落ちていない限り、また、普通に清潔にしている限り、特に神経質になる必要はないと考えます。 ビルの屋上からの落下物で怪我したり死んだりするリスクはあるものですが、いつも上を気にして歩いているのでは、落下物より大きなリスク要因の交通事故に会いやすくなり、全体のリスクはかえって増してしまうでしょう。 病原体にしたところで、イヌからヒトへと種の壁を越えて移住するのは楽ではなく、ヒトからヒトへのほうがずっと楽なので、むしろ、人混みのほうがリスクとしては高いと考えます。 ご母堂についても、免疫を抑制する治療をするなどでない限り、イヌを外へ追い出す必要があるとは思えません。寂しさややましさからのデメリットもかんがえられますし。 なお、人間の医師が、人畜共通感染症に詳しい時は限りません。稀に、無意味に、動物を遠ざけるよう勧める医師もあります。仮に動物を遠ざけるよう言われても、きちんとした理由の説明が伴わないのならば鵜呑みにされず、冷静に検討なさることをお勧めします。 もしも、残念ながら癌が確かだとして、イヌと寝るのが幾分かのリスクを伴うとしても、そのリスクと、イヌと一緒に寝る楽しみとのどちらをどういう割合で重要視するのかは、決して医師が決めることではなく、ご本人のお考えによりましょうし。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |