クロさんへ。

目や耳が不自由な犬に接する場合、まずは噛まれないように注意してくださいね。
おとなしい犬だとしても急にさわったりするとびっくりして噛むことがありますから。
慣れない場所にきて犬は不安でしょうからなおさらです。
近づくときはわざと足音をたてて近づき、床の振動で人が近づいたことを知らせるなどしてください。

同じところをぐるぐる回ったり、頭をぶつけているのなら、
そのことによって犬自身が怪我をしないようにしてください。
ぶつかって物を壊したり倒したり、ガラスを割ったり、ヒモにからまったりしないように。
犬の身の安全を確保してくださいね。
玄関に寝せているのなら寒さに対しては問題ないと思います。

食べ物は、取り急ぎは手近で売っているドッグフードがいいと思います。
人間の残り物やおじやなどよりドッグフードのほうが消化吸収は優れています。
量は、その子の頭の大きさと同じくらいの容量を一日分として、
それを朝晩2回か朝昼晩3回に分けて与えてください。
1回の量が多いと食べ過ぎて吐いてしまうかもしれませんが、
吐き気が一日中続いたりするのでなければ胃は大丈夫です。

衰弱がひどいわけではありませんね?
食欲はあるようですが排泄のほうはどうですか?
シーやウンはちゃんと出ていますか?
迷っているのか捨てられたのかを見極めるためにも、犬の健康状態を知るためにも、
近隣の動物病院に早めに連れていくことをおすすめします。
警察署や保健所などへも迷い犬を保護した旨、届け出をしてくださいね。