獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200301-156

Re:しつけはいつから?
投稿日 2003年1月19日(日)02時11分 パールちゃん

犬飼いのパールです。

ゆーさくさんへ。
まず噛まれると困るスリッパや家具は片付けるかガードするかしてください。
生後50日の仔犬は噛んでいいものといけないものの区別はまだできません。
その区別を少しずつ教えていくために必要なのは人の手をどんどん噛ませることです。
そりゃ痛いです。傷だらけになります。血も出ます。
でもそれが仔犬を飼うということです。
仔犬にとって人の手は親であり兄弟であり学校です。
どのくらいの強さなら噛んでもいいのかを人間の反応を見て覚えていきます。
仔犬同士が遊ぶのと同じです。
強く噛まれた子犬はキャンと鳴いて「痛いよ、やめて」の意思を伝えます。
あるいはゴロンしておなかを見せて「お願いです、やめてください」の意思を伝えます。
「やめて」と言われたらやめるのが犬のルールです。
それでもやめないときは母犬が出てきて「いいかげんにしなさい」と
きかんぼの仔犬の首を押さえて地面に倒します。
人の手はこれらを教えてあげなければなりません。
生後50日で親兄弟から引き離されたのならなおさらです。
親兄弟から学ばなかったぶん、人間がいろいろなことを教えてやる必要があります。
母犬になったつもりで、兄弟犬になったつもりで、遊びながらたくさん噛ませ、
そのくらいならいいよ・それはダメだよ、の加減を教えてあげてくださいね。

補足ですが、仔犬が物や人の手を噛むのは「噛み癖」ではありません。
仔犬は歯≠使っていろんなことを覚えていくのです。
歯は武器ではなく勉強道具、、、ですね。

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