意見交換掲示板過去発言No.0000-200302-226
レス:蚤駆除、交通事故の動物は |
投稿日 2003年2月21日(金)17時46分 プロキオン
2月21日の tigerさんへ 昨今は、蚤の駆除については大変良い薬が出ています。滴下式のお薬です。 書き込みを拝見すると、滴下式の薬も使用したように記載されていますが、こ れは動物病院から入手されたものですか? この手の薬はひじょうに効果があるので、市販品でも滴下式の製品が販売され ていますが、似て否なるものでして効果は足下にも及びません。 もし、キチンとした製品を入手されていたのであれば、シャンプーとの間隔が 近すぎたということはありませんか? この場合も必要な薬剤の量がキチンと吸収されなかったという現象が起きてい るかもしれません。 正規の薬品を正しく使用すれば、24〜48時間で蚤はほとんどいなくなりま す。これらの薬品に対する耐性獲得蚤が出現したという話はまだありません。 >Kさんへ 道路上で、交通事故に遭遇した動物は所有者不明の場合は、県において保護収 容と治療が実施されることが法律によって定められています。 これは「動物愛護法」に改正される以前の「動物管理法」の時代から、そのよ うに定められており、路上において負傷した動物を発見した者のとるべき手段 は、実は法律で決まっており、迷うようなことではありません。 地理的な制約、時間的な制約があって、それがはたせない場合にはじめて街の 動物病院が関わってくるはずです。 行政における治療はお金はかかりませんが、飼い主が見つからない場合は、野 良犬、野良猫あるいは遺棄動物と同じ扱いになりかねませんので、飼い主を捜 す努力が必要になります。 もし、自分が動物を曵いてしまったのであれば、お金が負担できないというの であれば、法律を頼っても良いのではないでしょうか。 (具体的には、県の管理センターや愛護センターが相談先です) そして、その後の面倒を見てあげてほしいと思います。自分が事故の当事者で あれば負傷させた相手に対して生きるチャンスを与える責任は、やはりあると 思います。 街の動物病院の料金が高いというのは、理由にならないと思います。信販会社 のカードを使えば、リボ払いは可能ですし、カードがなくても分割払いに応じ てくれるところはいっぱいあります。 # そのまま置いて行かれたのでは病院が困っちゃいますから。 要は、事の本質として、動物を自ら曵いてしまった人間が、どこまで責任を感 じているかであって、その人の人間性やプライドの問題だと考えます。 当事者が負う責任であって、第三者に責任を転嫁するような話しではないはず です。 そして、不幸にして事態の結末が出てしまっているのであれば、線香をあげる なり、花を供えるなりして冥福を祈ってあげて下さい。 そういう責任の取り方であっても 私は認めます。 |
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