意見交換掲示板過去発言No.0000-200302-89
しつこいようですが、避妊手術について |
投稿日 2003年2月12日(水)01時50分 KAN&哲
しつこいようですが、以前書き忘れたので。 避妊手術=病気の予防と考えている方が多いようですが、 それは少し違うと思います。。 確かに、避妊手術によって予防できる病気もあり、例えば、 乳腺の腫瘍は卵巣から出る女性ホルモンによって成長が促進されるので、 卵巣が機能し始める前に卵巣を摘出すれば予防することが可能です。 しかし、子宮蓄膿症などを予防する、と言っていいのでしょうか。 考えてもみてください。 肺ガンの予防のためにタバコをやめる人はいても 肺を摘出する人がいるでしょうか。 それは果たして“予防"と言えるのでしょうか? ましてや他人の意思でそんな手術をされて快く思う人がいるのでしょうか。 極端な話、病気にしないためには殺してしまえ、という論理ですよね!? 結局のところ、 避妊手術をするのは子供がほしくないから、というのが本当の理由で、 病気の予防云々というのは、あくまでも結果論であって、 そのことが目的になるべきではないと思います。 ちなみに、私は私の犬(♀、1歳)に避妊手術を受けさせました。 彼女自身のためではなく、私のために、 つまり子供を作らせないためにです。 そのことが本当によかったのかどうかは分かりません。 今までも色々悩みましたし、これからも自問自答することでしょう。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |