獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200303-178

Re:トイプードルの骨折
投稿日 2003年3月21日(金)23時26分 パールちゃん

ポータンさんへ。

うちの猫が以前に後ろ足のかかとを骨折しました。
狭いところを無理に通り抜けようとして
足首をテコの原理でひねってしまったのです。(おバカさんね)
獣医さんはプレートで骨を固定しネジで止める手術をしてくれました。
ところがかかとのあたりは肉も皮膚も薄いので、
ちょっと動くと皮膚が破れて金属のプレートやネジが見えてきてしまいました。
本人(本猫)ぜんぜん平気だけど見ているこっちはハラハラ。。。
2度ほど縫合し直しを繰り返しつつ、その間も好き勝手に外出してたお気楽猫。
そのうち「もうプレートは取っちゃおう」の決定が下されました。
やがて骨はちゃんと再生し、高いところへのジャンプもOKになりました。

もひとつ、ご近所のテリア系わんこ。細身の体重は10キロもないような子。
ある日脱走してうろついていたときに車にはねられ後ろ足の付け根と後ろ足を骨折。
この子もプレートを入れる手術を受けましたが結局はプレート式が合わず、
再手術でプレートを取り除いて自然治癒式になりました。
それから何年か経った今、見た目はなんとな〜く足が曲がってついている感じですが、
元気びんびんで走ったり跳んだりしています。

トイプーさんは体も小さいし足も細くて心配でしょうが大丈夫ですよ。
曲がってついちゃっても回りの筋肉や腱が運動を補います。
かえって安静にさせすぎたり固定しすぎたりするより、
好きなように動いていたほうがあとあとの運動能力の回復にはいい場合があります。

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