意見交換掲示板過去発言No.0000-200303-194
3月23日の まさみさんへ、その2 |
投稿日 2003年3月25日(火)18時12分 田口正行
追加のレスです。 犬の甲状腺腫瘤では悪性の癌の場合が多いとされています。 また、血流が非常に多い場合が多く、迂闊に針吸引生検などをおこなうと驚く程の大量出血を起こす事があると言われています。 けれども腫瘍の確定診断の為にはプロキオン先生も言われているように組織学的な診断が必要です。 甲状腺の針吸引生検では悪性診断は難しいとされています(細胞での悪性所見に乏しい場合がおおい)ので、やはり確定診断のためには切除生検をおこなう必要が考えられます。 心配されている上皮小体機能不全は反対側の甲状腺と上皮小体が温存されていれば低カルシウムは心配無いと思います。 また、切除手術や針吸引を行なう際にカラードップラーという超音波診断装置があると腫瘤中の血流の多寡を判断出来ます。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |