意見交換掲示板過去発言No.0000-200303-204
3月26日の ウサコさんへ |
投稿日 2003年3月27日(木)11時50分 プロキオン
書き込みから推測するに 後ろ足の踵の部分が腫れているということのようです ね。 ウサギの後肢はひじょうに蹴る力が強く、馬と同じで予想外の力によって障害 が生じることがあります。このため亜脱臼よりは脱臼にいたることが多いよう に思います。このため、腫張している部分が関節に一致しているのなら、関節 嚢の破損と周囲の靱帯の損傷が、まず疑われます。 #この場合は、一旦脱臼して周囲を傷つけた後、本来に位置に治まっていると いうことです。 足底の踵の部分が固く腫れているのであれば、関節の水嚢腫・ハイグローマの ようなものがあって、その後結合組織がその下方に入って固くなっているのか もしれません。 こちらの場合であれば、ゾアホックは否定されておられましたが、飛節糜爛や 潰瘍が気づかないうちに進行していて、そのご結合組織が治癒機転として働い たことも考えられます。 私が最も気になるのは、3本足で転倒してしまうという点です。単なる機能障 害であれば、このような状態は観察されないのではないかと思うのです。 神経系の異常があってのことではないかと疑われるのです。これがあるため、 患部の足が上手に使えなくて、二次的な障害が現れた可能性はないでしょうか、 それとも単純に2つの障害が同時期に発現したのでしょうか。 あと、豚においては絨毛性の関節炎が知られており、この痛みから歩行時に痛 みを軽減しようとして不自然な歩き方をしてヨロヨロすることがあります。こ れは細菌性の疾病ですので、ときとしてウサギが感染する可能性がないわけで もありません。 まあ、いずれにしろ推測の域を出る話ではありません。文字情報で想像を巡ら すことに最初から無理があるのですよね。 |
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