床ずれ防止には、エアーマットがいいみたいですよ。
別に特別なものではなくて、いわゆるビーチマットです。
海水浴のときに使うアレです。
ビーチマットにもいろいろとタイプがありますが、表面が円柱状に
ボコボコしているものではなく、できるだけ平らなものがよいようです。
空気はパンパンにいれるのではなく、気持ち少なめに・・・
マットの上にオシッコ用のペットシーツをひいて、その上にやわらかい
布などを敷いてあげたらいかがでしょう。
ビーチマットを使っても、定期的な体位の入れ替えや清潔を維持することは
必要です。
敷く布は、タオルなど、表面がループ状になっている布はおすすめできません。
犬が動いた時など、ループに爪がひっかかって、怪我の原因になります。
ウンチが出ないとのことですが、食事は摂れているのでしょうか？
全身の痛みでなかなか食欲はわかないのかもしれませんが、ハスキーさん
が「食べたい！」と思うようなものをあげてみてはいかがでしょう。
食事が摂れないと衰弱してしまいますから、食べるきっかけになるのなら、
人用に味付けされたものでも私はいいと思います。
私の場合は、おせんべいをあげました。
おせんべいを一口食べてから、それまで病気で寝たきりで3日間食べなかったのに、犬用缶詰
を食べてくれるようになりました。
食べれるようになってから、体力がつき様態も回復に向かい、
その後は、いろんな野菜をみじんぎりにしてゆでたりして、手作り食をあたえています。
かぼちゃやさつまいもなどは、加熱しても栄養分がのこっていますし、
便通もよくなりますよ。
人用に味付けされたものだけをあげ続けるのは問題ですが、食べることの
きっかけづくりにはいいんじゃないでしょうか。
それから、体位の入れ替えですが、ハスキーさんなら体が大きいので
大変でしょうが、コツさえつかめば、女性1人でもできますよ。
私が、愛犬シェパードの介護をするときは、
まず、犬の背中側に自分がまわりこみ立てひざの姿勢をとります。
その時、犬が寝ている敷物の下に自分の膝が入るように。
次に犬が横たわったままの状態で後ろ足の甲が腹につくよう縮めます。
そして、足が下になって「伏せ」に状態になるよう、頭側と尻側の
布をゆっくりともちあげます。その時できる犬とベットの隙間に自分の
膝をいれていき、膝で犬の体を支えながら伏せの状態までもっていきます。
その後は、肩から手のひらまでの腕全部を使って反対側へゆっくり寝かせます。
これで、完了です。
はじめは大変かもしれないけれど、慣れれば簡単です。
寝たきりで、足が重なっていると、内側も擦れやすいので、やわらかく
肌触りの良い抱き枕をだかせるのもいいですよ。

床ずれもひどく、衰弱したわが子をまっすぐにみつめての介護は、
精神的にも肉体的にも、かなり辛いとは思いますが、
もっとあーしてあげればよかった。などと後悔が残らないよう、
がんばってください。同じ老犬介護者として応援しています。

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