意見交換掲示板 2003年5月17日(土)12時51分

まず、安楽死についての規定ですが、
獣医師個人で決める基準はあるかもしれませんが、
いつでもどこでも誰にでも通用する一般的なものはありません。

安楽死が苦しくないかどうか、
これは私が実際に安楽死されたわけでもなければ
安楽死されつつある動物に聞いてみたわけでもないので、
本当のところは分からないということをあらかじめお断わりしておきます。
しかし、私が死の瞬間に立会い、あるいは私自身の手で殺した動物は、
それが一般的な安楽死の方法によるものであっても、
少なくとも一時的にはとても苦しそうな様子を見せました。
もちろんその時期（死戦期といいますが）が過ぎれば楽になるのでしょう。
ですから、病の苦しみと死の苦しみを比較して
病の苦しみのほうが上回ると考えられるなら
安楽死は苦しくないということもできると思います。
ただ、先ほども書きましたが、動物には生存本能があるので、
どんなに苦しくても最後の最後まで生きたがっているということだけは
分かってほしいです。

獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

$サポーター：ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー$

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー