意見交換掲示板過去発言No.0000-200305-139
安楽死 |
投稿日 2003年5月17日(土)16時38分 sutemaru
この言い方は誤解の元ですね。 安楽に死にたいという人間は沢山おりますが、動物はまず生きる事を考えますね。 命をどう考えるかは個人の自由でしょうが、薬で殺す事と言う事ですから、そ れは「殺す」以外の何物でもないという事実ですね。 自然の摂理で命が終る時は、全ての臓器や精神力も終る為の準備を整え終了して いるように感じます。それらの終了はかえって穏やかのような気がします。 まだまだ充分生きる為に戦っている全ての臓器や気力を、自分の意志以外で止 める事はどんなに意識が無い状態でも、かなり苦しみます。 動きたい物を止める事と、止まる物を止める事の、それにかかる力の違いでしょうね。 二年も戦っているのでしたら、その子は頑張っていると言う事ではありませんか。 人間の感情で動物の感情を計ると間違う事は多いですね。 動物はその動物らしく、自分の意志で生きたいと思っていると思います。 どんなに弱っている動物でも、命が危ないと思ったら必死になる所を見た事は ありませんか? 看病で疲れたのでしたら、少し息を抜いて、負担を感じてばかりいると両方が 上手くいけなくなってしまうかもしれません。 病気の種類は判りませんが、病気を持っていても何年でも一緒に生きて行きた いと思ってもすっと手の中から消えて行ってしまう時が来るものです。 そんな時それこそ命のはかなさを感じてしまうものです。 その時が何時か必ず来るのですから、続いている命を切る事は悲しくてお勧め 出来ません。 |
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