意見交換掲示板過去発言No.0000-200305-22
供血犬 |
投稿日 2003年5月5日(月)00時46分 sutemaru
供血犬に提供しようとされていた方の本当の御考えが判りませんが、特別変わった 血液型だったとか、多くの犬に使える型だったとかあるのでしょうかね? 血液型を知っている上で、輸血の出来るどちらかの病院で例えば血液が欲しい 時が出来たらその時は採血して下さいとか言う形で登録しておいて、御自宅で ずっと飼っていくと言う事で良いと思うのですが。 病院だってその方が負担も少なくてすむし、沢山の血液型の動物を登録してお けるとも思うのですよ。 もしその為に手放すつもりでしたら、逆に手放す必要は無いのではないでしょ うか。 私の知っている所では全く内容が違っています。 動物との接し方が様々なのは供血犬に限った事ではありませんが、結局人間に 一番問題があるのでは無いでしょうか。 輸血する為の血液を採取するのに例外を除いては麻酔は使いません。 他の目的での動物のお話しなのかなとも思います。 採血する血液は人間でもそうですが薄かったり状態の良くないもの、感染の起 きているもの、血液中に麻酔薬が含まれていたら死にそうな病気の動物に与え られませんね。ですから健康な血液を人間でも動物でも使用しますね。 採血は普段行われている事でいちいち麻酔等かけないと採取出来ないものでは ありません。 輸血する動物だって麻酔等かけないで点滴輸血していくのですからね。 麻酔をかけられるような動物でしたら元気があって輸血等いらないでしょう からね。 実験施設などで研究の為にそのような飼い方を見られたのかもしれませんが、 一個人の病院で輸血する知識を持って輸血犬を飼っているとすると、まず何時 必要になるか判らないのにその時の為に飼っていると言う事は、経済的にも余 裕がある事と、輸血をする技術を持っていると言う事ですから、無駄になるよ うな血液を作るような飼い方はしないでしょうし、するくらいならあんなに大 変な輸血をしないと思いますよ。 輸血って動物ではまだまだ日本ではかなり難しく、一時普及しかけましたが 色々問題が合って、いまは出来る所の方がぐっと少ないのが現状なのです。 どこでもできる技術では無いのです。してあげたくてもそれに必要な様々な キッドが何処にでも手に入ると言うものでは無いからです。 これは獣医自体が輸血してあげたくても出来なくて困っているくらいですから 、そのような手のかかる行程を自分で行える獣医さんが、そんな無駄な供血犬を 育てる事は無いと思います。 わざわざ無駄な御飯を食べさせる必要は無いのですものね。 動物の輸血は人間と全く違っていますので、そんなに簡単にただ犬がいるから 輸血している、出来ると思わないで下さいね。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |