５月５日の　はりたさんへ
おそらく、僧帽弁閉鎖不全のことだと思いますが、心電図やレントゲンを使わ
なくても診断可能だと思いますよ。
毎日、聴診器を耳に当てている者であれば、これは分かります。飼い主さんに
説明するために確認のために心電図とレントゲンをとったのでしょうね。

もっと、極端な話をすれば、７歳のギャバリアというだけで、診察しないでも
心不全の徴候が出ていますと言ってしまっても、かなりの確率で当たってしま
います。
心電図で確認されているのなら、まず間違いはないのではないでしょうか。


５月６日の　愛犬家さんへ
毎回、元気がなくなるのは心配ですが、これがアレルギーかどうかは分かりま
せん。接種されたワクチンはおそらく生ワクチンでしょうから、ウイルスに対
して反応で熱が出たり、元気がなくなる犬はおります。これは自然なこととい
えます。
本当に危険なアナフィラキシーショックは、接種後３０分から２時間くらいの
間に発現しますので、こちらを心配なされる場合は、待ち合い室で１時間くら
い休ませて貰うとか、そのまま病院へ預けておいて、半日くらいしてから迎え
にくるとかすると良いと思います。
要は具合が悪くなるという内容とその程度の問題です。

誰に相談するとの御質問ですが、これは主治医に事前に言わなくてはなりませ
ん。主治医の先生が許容範囲であって問題ないと考えているのか、何も知らず
に接種しているのかでは、結果がまったく違います。
私のところにも　狂犬病の不活化ワクチンでも発熱してしまう犬がおります。
仕方がないので、この犬には狂犬病のワクチンを接種しなくてもよいという「
ワクチン猶予証明書」を発行しています。
ただし、このような犬はワクチンが接種できませんので、なにかしらの疾病に
罹患した際には、ひじょうに不都合を背負っていることになります。


５月６日の　えむさんへ
フィラリアにしても　ノミ取りにしても有効期限を確認するようにして下さい。
病院から入手した際に目一杯の期限があるとは限りません。