獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200305-40

さとしさん がんばって
投稿日 2003年5月6日(火)21時08分 チーママ@意見交換

広報板スタッフのチーちゃんのママです。
学業に熱心な姿勢が分かります。
大昔の時分を見ているようですよ。(別に私が熱心な学生だったかはともかく)
私も卒論に壮大なテーマを選んでしまいました。
「年齢性別によって色彩の与えるイメージはどう変わるのか」
テーマだけ見れば何の変哲もないものですし、今の世の中なら
カラーコーディネートは生活に根ざしてもいるのですが、
当時はそうじゃない。
幼稚園児から大学生まで、各学年を訪れて各5・60人のデータ
をとりました。結果・・・意味のあるものにするのに大苦労。
もっと担当教授とテーマを絞るべきでしたが、当時は色彩学など
ポピュラーじゃないだけに教授も指導の仕様もなかったのかもし
れません。学生が1年程でアプローチから考察まで仕上げるので
すから、もっとポイントを絞り込むべきだったのです。

そこでさとしさん、動物業界といっても本当に広いのです。
さとしさんはきっと動物により利益を得る世界を考えているので
しょうが、それでも畜産・ペット産業(ペットショップにブリーダー
トリミング関係等)・獣医・動物園等々、それぞれが問題をかかえて
いますし、共通項でくくれる問題はないと思うのです。
どれか一つに的を絞り、追っていかないと事例ばかりがあふれて
まとめ様がなくなります。
また良い面を追うのでなく、悪い面を追おうとしているのですから、
事は簡単には露呈してこないと思います。
だれだって良い面だけ見せたいものですから。

ネットでの情報と言うのは、発信する側からの一方的なものですから、
公のものでない限り裏づけ調査が必ず必要です。
ダークサイドの情報を見つけたとして、果たしてそれが本当なのか、
ただの相手に対する誹謗中傷ではないのか、営利にあたっては
営業妨害を目的としたものではないのか、きちんとした裏づけが
必要です。鵜呑みにして片棒を担ぐなんてイヤですものね。
そうした意味で、ライターとしてプロのお仕事をしている鈴木さん
の言葉は、さとしさんを批判しているのではなく、ご自分の経験を
通して、若い人を応援したいが為のメッセージだと思いますよ。

私も広報板にかかわって、動物といってもいろいろな分野があり
ただの動物好きが考える以上に広大なすそ野を持っているんだと
教えてもらいました。スタッフのそれぞれが異なった経験・情報
・知識を持ち寄ることにより、公正なサイトが運営出来るのです。
そのために広報板は投稿を審査制にして審査基準を持っているの
です。何か引っ掛かる投稿があれば、多くのスタッフが知識・経験
を総動員し、必要なら裏づけを取ったり調べたりしているのです。
ましてや学術発表となれば、情報の出どこの正確さが問われます。
不確かな人の意見ばかり集めても、確かな結果は出ません。
やはり一つ一つご自分でしらみつぶしに見聞きするしかありません。
それが例え一つ二つのボランティア活動の経験から考察した事でも
さとしさんが体験して実際に感じたことをまとめるほうが、発表と
しても足が地に付いたものになると思うのですが、どうでしょうか。
ボランティアの一つ二つと書きましたが、そこにはきっと驚くほどの
問題提起があると思いますよ。


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