＞どこかの大学

　おそらく都留文化大学の今泉研究室でしょう。
　が、大学かどうかはともかく、他にも研究はあり、たとえば
　トンネルネットワーク（モグラ） 手塚甫著　北隆館　といった本もあります。
　また最近では多摩動物園でも飼育しています。「どうぶつと動物園」のバックナンバーに記載があるはずです。

　読んだ限りですが、大量の餌の確保が最大のミソのようです。生き餌がベストなのでしょうが、うまくやれば、スンクス（ジャコウネズミを実験動物化したもの）用のペレットが使えるかもしれません。このペレットそれ自体の入手も面倒ですが。

　が、ネコが捕まえるモグラは地上に出て来たものが多いと思われます。どういう個体が地上をうろつきがちかというと、老齢で臼歯がすり減ってうまく餌がくえずに割っている個体。
　と、無傷で取り上げて最善を尽くしても生かすのがそもそも無理な場合も多そうです。

　また、鳥獣保護法の改正により、モグラの捕獲・飼育も規制されるようになりました（正確なところは法律をご参照あれ）。

　あれこれ勘案しますと、手を出しても、苦労の割に成果は少ないだろうなあ、と思われます。

＞毛皮がきれい

　そのまんま、「モールスキン」という布地がありますね。
　また、国や時代によっては、王侯貴族のマントの襟にモグラの毛皮が使われました。前進のみならず後退もするので、毛流が明確でないのが特徴的です。