獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200306-197

マルチレス
投稿日 2003年6月24日(火)15時21分 プロキオン

6月23日の ぽんさんへ
すでに、レスがついているようですが、私も頭蓋骨の大泉門が癒合不全を起こ
していて閉鎖していない現象のことを言っているように思います。
小型犬において遭遇することが多いのですが、犬の種類によって そのままの
状態が維持されると考えておいた方がよさそうです。そのつもりでのおつき合
いをしていく必要があると考えます。


6月23日の yasuさんへ
4月1日生まれであれば、yasuさんのお宅に5月11日にやってくるまで
に接種されたワクチンというのは、ワクチンブレイクを起こしている可能性は
ないでしょうか?  私が主治医であっても、飼い主であっても、このワクチ
ンについては接種済みとは受け取りません。
咳きが主訴というように受け取りましたが、こちらは現在治療によって改善し
ているということでよいのでしょうか。
とすると、血液検査が何を調べているのかですね。検査項目が何か分からなけ
れば話は進めようがないのですが、ジステンパーの抗体を調べているのであれ
ば、これは毎回違っていて当たり前のように思います。
母犬からの移行抗体がまだ充分量あるところへのワクチン接種が実施されてい
るのですから、その抗体価によっては上がることも下がることもありえます。
白血球数にしても同様に変動してもおかしくないと思います。

実際のところ、何を検査するために毎回血液をしらべているのでしょうか?
説明がないのであれば、こちらから積極的に尋ねたらいかがでしょうか。


6月24日の かりんとさんへ
生後1週間くらいまでは痛みを感じないというのは、断尾するうえでの俗説だ
と私は考えています。
なんとなれば、やはり痛みを訴えて鳴くからです。
私は獣医師ですから、局所麻酔を施してから両面V字カットして、先端をそろ
えて縫合しますが、この過程においてやはり子犬は嫌がっているように感じて
います。
私自身も好まない処置なので、義理が絡んでいない限り、極力断るようにして
います。
また、犬の種類によって断尾する長さが決まっているにもかかわらず、まった
くそれを無視した長さで実施されている例も多く目にします。スタンダードを
維持するために実施するのであれば、そのようなことでは意味がなかろうと考
えます。ペンブロークの断尾であれば、尾を残さない位置での実施ということ
になると思います。輪ゴムでは尾が残ってしまいませんか?


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