獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200306-202

カテーテル採尿と膀胱炎の因果関係
投稿日 2003年6月24日(火)15時45分 さやか

こんにちは

食欲が無くなった猫を病院に連れて行ったところ、血液検査をされました。

レントゲンを撮っても特に悪いところは見当たらないが、
発熱があり白血球が高いので、きっと尿結石だ、と言われました。

尿検査をすると少しPH値が高かったそうです。

でも、おしっこは日に3回はするし、出難い様子も全くありませんでしたが、
その獣医師は、レントゲンで悪いところは無いし、尿結石だ、
初期には症状も出ないこともある、というのです。

そして、カテーテルを使って採尿をしたのです。
この時に、最初は私も処置室にいたのですが、カテーテルで採尿をしている途中で
血が出てきたようでした。
驚いて、「あっ、血!」と言うと、その獣医師に「邪魔だから出て行け!」と怒鳴られ
待合室に追い出されました。

結局、石も砂も出ませんでしたが、自然排尿で無いと出ないこともあると言われて、
その後、家でした尿を持って行きましたが、やはり出ませんでした。

でも、おしっこが1日出なかったら死んでしまうからと言われて入院をさせられました。
その数日後、今度は「伝染性腹膜炎」と言われました。
抗体価検査はマイナス100でしたが、レントゲンで「腹水」が認められたので間違い無いと言われ、絶望的だが、可能性があるとすればインターフェロンだけと言われ、
散々インターフェロンの2週間連続投与やその他の注射、点滴、投薬などをされるなどしました。

色々とその獣医師にも思うところがありましたが、転院したくても色々と言われて出来ませんでした。やはり、しにくかったのです。
1ヶ月以上の入院になっていましたが、ある時、面会に行くと「これ以上、お金は払えないだろう?もう病院で死ぬか、家で死ぬかの違いしかないから、今までの清算をして出て行け」と言われました。
入院前の治療費、入院中の治療費、投薬費、入院費、検査費、世話代と合わせて50万近い金額になっていました。

自分で調べた限りでの、FIPの症状とはあまりに違いがあるので、(全然お腹が膨らまない)、他院に電話して相談すると親切な獣医師さんたちが3件応対してくれて、即座に転院を薦められました。
運良く、むこうが追い出しにかかった時期と合致したので、何とか転院することが出来ました。
結局、「伝染性腹膜炎」は全くの誤診で、「腹水」としたボンヤリと白っぽく霞がかかったようなレントゲンは単なる撮影、もしくは現像時に写りこんだものでした。
その獣医師は、「自分はプロ、間違いは無い、信用されなきゃ気分が悪く、その(気分を悪くさせた)結果は猫に反映される。」と言い、
また、FIPの確定診断で再度抗体価検査を依頼することにも、
「これだけFIPの症状がハッキリしていれば、確定診断なんか必要無い。FIPの典型的症状」と言っていました。
2度目の抗体価検査もせずに、レントゲンもその最初に「腹水」とした時のもの1枚だけでした。

入院中にはしょっちゅう、血液検査、血液化学検査をしたことに明細上はなっていますが、その検査結果は1枚も出して来ませんでした。

それ以来、多飲多尿になってしまい、転院先で「膀胱炎」と言われました。
また心臓の右心室が肥大しているそうです。

思い起こせば、あのカテーテル採尿時の出血がありました。
それによって「膀胱炎」を引き起こしたという因果関係は有りえないものでしょうか?

また、誤診の「伝染性腹膜炎」によって、多量に打たれたインターフェロン、その他の投薬によって、何らかの副作用が出る心配は無いのでしょうか?

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。