意見交換掲示板過去発言No.0000-200306-270
プロキオン様 腸閉塞についてのご教示、有り難うございます。 |
投稿日 2003年6月29日(日)17時41分 ブランシェ
プロキオン様 ご多忙のところ、いろいろご教示いただき有り難うございます。 前文を貼りつけたまま、投稿してしまい失礼いたしました。 >>視診と触診で分からない場合にレントゲン撮影を行うのですね。 >視診と触診で分からないからレントゲン撮影をするのではなく、消化管がどの >ような状態にあるかを確認するためです、あわよくいけば、かなりの情報を得 >ることができます。 ということは、視診と触診でかなり判断がつくということですね。 >腸捻転は、機能亢進している部位と機能低下している部位が同時に混在して存 >在するために統制がとれなくなってということではないでしょうか。 >腸重積は、それのさらに極端な例で、機能亢進している消化管が機能低下してい >る消化管の中に貫入してしまった状態です。 "機能亢進している部位と機能低下している部位が同時に混在して存在する"と いうような状態は かなり特異な状態かと思うのですが、何が原因で引き起こさ れるのでしょうか?腸捻転は、重篤な病気になるのでしょうか? >>激しい痛みを伴い、飼い主にもすぐに分かる状態なのでしょうか? >捻転が発生していれば、消化管へ分布する腸間膜において血行が遮断されてし >まいますので、壊死性の変化が進行します。これは、かなりの痛みを伴うはず >です。痛みそのものを患者本人が我慢しているとしても、相当に沈うつな状態 >を呈しているはずです。(視診とはそういう意味です。) それほどの痛みを我慢できるものなのでしょうか?動物がどうして我慢するのか 分からないのですが... >>長年に渡って、症状が確認できないと言うことは、徐々に閉塞が進行して >>いるような場合でしょうか? >被毛のようなもが閉塞している場合は、そういうことになります。液体も通過 >しますし、食事も流動状になていれば、時間はかかりますが、通過していきま >す。したがって、閉塞していても閉塞が認知されない場合もあるということに >なります。このような例では、バリウムを投与してもバリウムも通過してしま >い、うっすらとした影としか判読できないこともあります。 >通過できない状態にまで進行して初めて認識可能となるわけですが、それ以前 >にかなりの時間が経過しているということになります。 この状態を見過ごさない為には、日頃の排便の状態をよく観察しておかねば ならないということですね。 閉塞(もしくは狭窄)状態が長引くとその部位に組織的な変化が 見られるのでしょうか? 通過できない状態にまで進行してから、バリウム検査を実施した場合、 バリウムが詰まって排出されないことになりますが、この場合 どのように バリウムを除去するのでしょうか? 口腔からのチューブを入れて吸引して除去するのでしょうか? そもそも、閉塞が疑われている場合に、バリウム検査を実施することの 危険性についてはどのように考えられているのでしょうか? 腸閉塞が明確になった場合、どのような治療手段が採用されるのでしょうか? 今回も質問ばかりで申し訳ありません。 お時間の宜しい時にご回答いただけましたら、非常に参考になります。 |
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