＞気になるのは、脂肪腫等は飼い主の管理によると本で読んだことがあるので
　すが、餌は普段皮付きをやっているだけで、特別いけない飼育をしているつ
　もりはありません。

腫瘍であれば、これは飼い主さんの管理技術云々という問題ではないのですが
、脂肪の蓄積となるとやはりカロリーオーバーが原因になると思います。
鳥は空を飛んで１日中餌を捜すことに多くの時間を費やしています。それが
飼育されている状態であれば、餌を捜すために必要なエネルギーは余分なエネ
ルギーになってしまいます。つまり、普通に餌を食べているだけでカロリーオ
ーバーになりがちなのです。
セキセイインコはとくに飛翔力に長けていますから、なお、おこりがちな現象
といえます。

よく部屋の中で放しているとかいう飼い主さんもおりますが、根本的に空間が
狭すぎるのです。栄養が過多で狭い空間に飼育されていれば、肥満にも繋がり
ますし、照明も長時間に及んでいますから、卵巣も成熟し排卵もおこりますの
で、ブロイラーに産卵を促しているようなものです。
卵秘等の問題も起こるべくして起きていると言えます。

よく栄養のバランスが大切ということで様々なサプリメントも市販されていま
すが、あれらは人工保育のヒナや病鳥を落鳥させないための手法であって、市
販の皮付き餌でさえ私はカロリーオーバーだと考えています。
疾病を持っていない成鳥であれば、軽い飢餓の状態こそが様々なトラブルを招
かないコツのようなものだと考えています（私見ですが）。