意見交換掲示板過去発言No.0000-200307-52
鳥の雛について |
投稿日 2003年7月7日(月)03時10分 M&I
下の方で羽が生えそろっているというような書き方を しましたが、これはかなり主観的かもって気がしてきましたので 補足ついでに、余談します(^^; 去年、うちのマンションの庭の木でヒヨドリが繁殖しましたが、 たぶん合計4羽育ちました。 親鳥は卵をいっぺんに産まずに、順次生んでいきますので、 最初に孵った雛と、最後に孵った雛では、成長に大きな 差が生まれます。上の子がもう巣立つというのに、一番 下の子は、ほとんどぼろぼろの羽の状態。食べ物も大きな お兄ちゃんお姉ちゃんに横取りされますんで、一番下の子は ほんまにいつまで経ってもなかなか大きくなりません。 これはヒヨドリに限ったことではないです。 さらに、上の雛たちが巣立っていくと、一番下の子も まだほとんど飛べないのに、巣立ちます。ヒヨドリは 巣立ちが早い傾向にあるのでなおさら。去年の一番末っ子は 2、3mしか飛べないのに巣立って、廊下やら、道端やらで じたばたしてました。一度わたしが、声をかけると、 ぴょんと私の肩に乗ってきたこともありました。 こんな状態の雛を見れば、さあ大変だと普通の人は思います。 なんせ、羽はどう見てもボロボロだし、異常に小さい。 しかし、これも立派な巣立ちです。 親は、この後、ほとんど末っ子にかかりきり状態で 餌を運びます。お兄ちゃんおねえちゃんもまだまだ おねんねですが、順次自分で餌を採れるように なっていって、親のほうにも余裕が生まれるんでしょう。 一見、とても一羽では生きていけないような雛を見ても 多くは、こうした巣立ち雛です。道路など危険な箇所で 見つけたときには、近くの枝などに止まらせて、すぐに 立ち去りましょう。 |
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