意見交換掲示板 2003年8月14日(木)13時23分

膣腔内の腫瘍は比較的よくみられます。
多くの場合には良性の平滑筋腫（８６％が良性）ですが、過去に一例悪性の平滑筋肉腫の経験もありますので、すべてが良性というわけではありません。
良性の腫瘍とはいえ物理的な刺激からの炎症や感染症を起こしてきますから生活の質を考えると手術が適応になると思っています。
平滑筋腫は成書には膣前庭から形成されることが多いといわれていますが、尿道開口部を巻き込んでいる場合も多いのでやはり会陰部をしっかりと切開して手術する必要があります。
手術自体は比較的単純ですから（各患者さん毎に違いますが）、年齢もまだ比較的若いようですので、個人的には手術をお勧めします。
主治医の先生と術式や考えられる危険性などを相談されては如何でしょうか？

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