意見交換掲示板過去発言No.0000-200308-124
Re:猫の歯石取り |
投稿日 2003年8月15日(金)01時57分 パールちゃん
ねこたろうさんへ。 はたのさんのレスに補足させていただきます。 3歳の頃に歯石取りをしたとのことですが、 3歳という年齢では歯石取りをしなければならないほどの歯石は普通はつかないと思います。 もう取らなければ、という状態ではなく予防的に取ったのでしょうか。 もう取らなければ、というほどの歯石が3歳でつくようなら、 ヨダレの量がとても少ない体質か食後に水をあまり飲まないなどの歯垢がたまりやすくなる原因があると思います。 3歳で歯石取りをしたこと自体が、その後、歯石をつきやすくしている原因になっていることがあります。 ご存知のように歯石取りをするときは機械で歯の表面を磨きます。 すると歯には目に見えない微小な溝や傷がつき、そこを足がかりに次の歯石がつきやすくなるのです。 ご家庭での頻繁な歯磨きも同様です。 知らず知らずに歯の表面を傷つけ、そこに歯垢がたまりやすくなってしまいます。 歯石取りや歯磨きは長い目で見たとき、しないほうがいい場合もあるのです。 ドライフードを食べさせ、食後には水を飲むクセをつけ、1ヶ月に1回くらい口の中を見る。 歯石予防はそのくらいで充分だと思います。 と、麻酔をかける事前検査で心電図だけだったのを不満に思っていらっしゃるようですが、 飼い主さんは気づかないけれど獣医さんはそれ以外の視診もちゃんとしているはずです。 眼を見て白目が充血していないかをチェックしたでしょうし、歯を見たときに歯茎も見て貧血のチェックもしたでしょう。 けして心電図だけだったわけでなく、猫に負担をかけない見てわかるチェック≠しただろうことを理解してください。 今後の歯石取りは本当に必要なのかを獣医さんとよく相談して決めてください。 できればしないほうが歯のためにも猫ちゃんのためにもいいのですから。 |
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