あちゃこさんへ
その獣医さんの仰ってる事はほぼ正しいですよ。
ただ、間違ってる部分もあるので訂正すると、
フィラリアは蚊の体内でミクロフィラリアとなっており
蚊が犬の血を吸うときに、蚊の口の付近に隠れていて、蚊が給血して皮膚を傷つけた時に
その傷口から犬の体内に侵入して行きます。
蚊がフィラリアの卵を産み付けるわけでは決してありません。
犬の体内に入ったミクロフィラリアは、
皮膚のすぐ下でしばらく（正確には忘れましたがおおよそ４０〜５０日）
成長してそれから、血管の中に入り、心臓〜肺の部分に寄生します。
現在普及している予防薬はこの皮膚の下にいる状態のミクロフィラリアをターゲットにしてます。
だから、４５日以内に飲ませても決してフィラリア予防薬が効かないと言うわけではありません。
だからといって、投与間隔を短くしても経済的な負担が大きくなるだけですしね。
月１回と言うのは、患者さんが覚えやすい、飲ませ忘れがないからと言う理由から
定着しているのではないかと思われます。

この事を考えると、フィラリア予防薬は、蚊が出てからすぐではなくて
一ヶ月後に飲ませても大丈夫と言う事になります。
と同時に蚊が確認されなくなってから、約一ヶ月後以内に予防薬を飲ませ忘れないようにしなければ
完全にフィラリアを予防出来なくて、冬の間にフィラリアが成長してしまうと言う
リスクもあります。なので、飲ませはじめは遅くても構いませんが
一番最後に飲ませる事だけは忘れずにしておかないと、次の年が不安です。