意見交換掲示板過去発言No.0000-200309-154
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投稿日 2003年9月14日(日)12時14分 プロキオン
9月12日の びーママさんへ 医薬品の服用については、人間も動物も同じことが言えます。人間で禁忌とさ れていることは、動物にとっても望ましく無いことと言えます。 しかし、理解して自分から服用してくれるわけでもないし、服用の煩雑さから 薬用量や服用回数が異なっていたり、代謝率の関係で異ならざるをえない場合 もあります。普通には家庭用医学辞典等に記載されている注意書きでよろしい と思います。それ以外の固有の注意点があれば獣医師の方から指事があると思 います。気になるようであれば主治医に尋ねても差し支えないでしょう。 ウサギにおいては、粉薬を「大葉」の葉にくるんで投薬するという方法もウサ ギの雑誌に紹介されていました。監修者にウサギの診療で著明なS先生がいら したので、これなんかは問題なしということなのでしょうね。 9月12日の さちさんへ 日本獣医師会の連絡先とありますが、こちらは電話帳に掲載されているはずで す。都内でなくても、県外からでも局番外からの番号案内が可能だと思うので すが…。また、ネットタウンページもあるんじゃないかな? ところで、何故、ホームページにメールアドレスが掲載されていないと思いま すか? たぶん、日本小動物獣医師会のホームページでもアドレスを掲載して いなかったんではないかな。 連絡してもおそらく御希望の問い合わせには応じられないと返答されるのでは ないでしょうか。書き込み内容からは、目的違いの場所を捜しているように感 じました。 9月13日の たちうおさんへ コンピューターが故障で1ヶ月程入院していたので、気がつきませんでした。 2つの病院の先生方の見解が別れているとの御相談ですが、見解が異なるとか 別れるという受け止め方が、やはり結論を急ぎ過ぎているのだと思います。 結論というか、具合の悪い原因については、まだどんなことだって想定できる 段階であって、絞り込みができるステップではないんじゃないかな? ましてや、片方の先生は患者さえ見ても(診てではなく)いないのですから。 それぞれが、可能性を述べあっているにすぎないと私は考えます。でもね、ど ちらかを採択しないといけないのであれば、これは患者を直接診ている方の先 生です。(見立てが正しいか正しく無いかは別で、ものの道理として) もし、低血統であるなら、糖分を与えてみれば判別はできるでしょう。ただ、 そのことの伝え方によっては、主治医側との間によけいな軋轢が生じかねませ ん。 また、主治医側の言う「先天的要因」にしても、何も遺伝に原因を求めなくて も妊娠中の母親の感染症への罹患でも容易に起こり得ます。野良猫においてで あれば、かなり考えられることです。 ミルクを飲むところを見たいという考えにも 思い当たる点もあります。「言 わぬが華」の場面すらありえますから、あまり深刻に考えない方が良いかもし れませんよ。 9月13日の なおみさんへ ある獣医学雑誌に掲載しれていた某大学の先生のおはなしです。 「骨折の治療に大学病院を紹介されてくる数はずいぶんと減ったが、骨の癒合 不全で転院してくる症例の数は同じだ」と。 大学に頼らずに自分のところで骨の整復をする病院は増えたし、セミナーも盛 んであるし、獣医師も飼い主も積極的になっているが、癒合不全はやはり発生 するのです。 内固定の器具が血流を抑制してしまっている場合もあるでしょうし、逆に骨折 した骨に負荷がかからず骨が固定具に頼り切ってしまう現象もあります。 何故、治癒してくれないのかは、それぞれに個々の情況を精査してみないと分 からないと思います。 |
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