かかりつけの先生にネコちゃんの今後について
お聞きになりましたでしょうか？
もし、骨折に詳しい先生であれば、今後どうなるかを
かなり正確に予測できると思います。

骨盤骨折の場合、
１． おしっこがちゃんとできるか？
２． うんちはちゃんとできるか？
３． 後ろ足の歩き方はどうか？
主にこの３つが受傷後の大きな問題となります。
今回の場合は、おしっこ、うんちは正常に行えると仮定して
話を進めたいと思います。

まず、お聞きしたいのは後ろ足の
健康そうな足の方は本当に正常でしょうか？
もし本当に正常なのであれば１ヶ月ケージの中にいたこともあり、
筋肉量の減少が歩きにくくさせている原因としても考えられます。

犬、猫ともに４本の足の中で３本が正常であれば
通常、日常生活に問題は起こりません。
（ここはヒトが２本の足で歩くのと大きく異なる点です。）

もしかかりつけの先生から詳細なアドバイスが頂けないのであれば
今回のケースはセカンドオピニオンが必要なケース
だと思います。

かかりつけの獣医さんで最後にレントゲンを撮影したの
はいつでしょうか？

最後に撮影したレントゲンが最近のものであれば
それを骨折に詳しい先生の所へ持参し、診てもらえば
診察料＋α（直腸検査＋神経検査）で
予後（この後どういった経過をたどるのか？）を、
かなり正確に予測することが可能です。
直腸検査と神経検査は共に特別な器具を使用しませんので
専門の先生であってもそれほど料金はかかりません。
（場合によっては２つの検査ともに診察料に含まれる場合もあります）

まずはかかりつけの先生にこの後、
どうなる事が予想されるかを相談してみて下さい。
もし聞いているのであれば再度、投稿願います。