意見交換掲示板過去発言No.0000-200310-81
メロディさんへ |
投稿日 2003年10月9日(木)23時06分 たちうお
我が家の2歳猫も、先日悪性腫瘍の疑いのある、おっぱいにできたシコリを一部切り取り、病理検査で詳しく調べていただきました。 2歳という年齢から、結果は、かかりつけの先生の予想通りの<非腫瘍性>のもので、乳腺は摘出せずに済みました。 私の場合、「腫瘍」であればほぼ悪性のもので、病巣を取り除く大きな手術が必要になる可能性と、「腫瘍」でなければ乳腺組織の「過形成」で、今後邪魔にならなければ取る必要はない、と説明を受けました。 「腫瘍」か「過形成」かは、状況的に見ただけでは断定はできないので、詳しく検査するほうが確実ということで、麻酔を使いましたが、私は精密検査をお願いしました。先生の説明で納得できたので。 「どこまで聞いてよいか」 それは、飼い主が納得できるまででしょう。私は、けっこう聞いちゃいましたよ。(かかりつけの先生が話しやすい方というのもありますが・・)。聞きずらいというのも飼い主の心理的にはわかるのですが・・。 ちょっと悪い例を挙げますね。 私は歯科医院で勤めていたのですが、そこは古いお医者様で、患者が「これはどういうこと?」とか、「もうちょっとこうして欲しい・・」というような疑問を投げかけると、怒ってしまうのです。 「医者がこう言っているんだからいいんだ!(口答えするな!の意)」・・・・です。 こういう方、古いお医者様にはけっこういます。でも、それっておかしな言い分ですよね。納得のいく治療を患者が選ぶ時代ですから、説明を求めることは当然の権利だし、医師には患者が納得するまで説明する義務があると思います。 動物病院の場合、当の患畜は直接医師に「こうしてほしい」と訴えることは難しいので、飼い主が代弁してあげる必要がありますよね。 私が例に挙げた「嫌なお医者様」は、残念ながら今後廃れていくタイプだと思います。これからを見据えたお医者様なら、医療が患者との信頼関係の元に成り立っていると自覚なさっているでしょうから、きちんと対応してくれるはずです。相手がヒトでも、犬でも、猫でも。 術後のケアは気になって当然です。今からでも対処法を聞いてみてはいかがでしょうか。 |
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