ワクチンのことですが、結局はいまある情報等から飼い主さん自身が最終的な
判断をして、方針を決め、その方針に沿った対応をしてくれる獣医さんを探す
しかないんじゃないですか？

この場所で「獣医学会にこうして欲しい」とか言ってたってすぐに変わるもの
でもないでしょう。
もちろんそれが全く無意味だと言うつもりはありませんが。

エンジンオイルとの比較がでていましたが、あれもどうせ書くならもう少し書か
ないと。
エンジンオイルのメーカが推奨している数値にしても、自動車会社が推奨している
数値にしても、いずれも「ある限られた条件下における実験結果から得られる推奨値」
でしかありません。
一般ユーザが利用する環境、利用方法はほぼ間違いなくその条件には当てはまりません。
もっというなら提示された例では走行距離にのみ触れられていますが、オイルの
劣化は走行距離だけでなく、走行方法や、環境要因さらには、経時劣化というものもあります。
それを考えれば走行距離に関係なく３ヶ月に一度は交換した方が良いという考え
があるのは、そこそこ車に興味のある人にはよく知られたことです。
さらに心配な人は実際にこまめにオイルの状態をチェックして交換します。
そして実際にどの程度の頻度で交換するかは、ユーザの判断にゆだねられています。

ワクチンもそれと同じで、ある条件のもとで得られた有効期間が何年あっても
実際にはその動物の暮らしている環境や、その個体そのものの体質その他に大きく
影響を受けるわけですよね。
１年ごとが薬品メーカのいいなりという意見もわからなくはないですが、それなら
３年ごとで良いというのもある種の団体の意見を鵜呑みにしているのとたいして
差はない気がします。

そしてエンジンオイルと一番違うのは、ワクチン接種はその個体そのものをウイルス
から守ると同時に、散歩やなにかで出会うその他すべての個体に対する予防にも
なっているということです。
自分のペットが大事なのはもちろんですが、相手が生き物であり、他の個体と接触
する機会がある以上、それらへの配慮も忘れてはならないと思います。

私は現在犬も猫も飼っていません。
本当は犬も猫も大好きですし、飼いたいのですが、正直言って周りで飼育
されている犬や猫たちのワクチン接種状態に不安があるため、飼育に踏み
切れません。