意見交換掲示板過去発言No.0000-200311-157
クマゴローさんへ |
投稿日 2003年11月14日(金)12時26分 yuranoie
>少数の接種者のみなさんも、ここで接種間隔をどうこう言う前に、 もっと周りの非接種者に啓蒙することの方が大事じゃ ないんでしょうか? おっしゃる通り非接種者に対する啓蒙はとても重要ですね。 では啓蒙活動は誰がするべきなのか、 どのようにやれば効果的なのでしょうか。 狂犬病は行政が法的に予防接種を強制して全犬接メーカーと獣医院種をはかっています。 他の感染症については、もっとが啓蒙にに熱心であって欲しいと感じています。 啓蒙とは読んで字のごとく「情報の寡少な一般人に必要な知識を与え、知的水準を高めること」 であり、専門家が知識と説得力をもって啓蒙活動をするのが効果的だからです。 メーカーと獣医院が一体となった啓蒙的販売促進策の実例があります。 晩春のころ、かかりつけの獣医院から、 血液検査を含む健康診断の期間限定大特価セールのDMがきます。 実はこの血液検査がフィラリアの駆除薬の販売に連動しているのです。 ここまで書いて思いついたのですが、ついでに抗体価も検査するってどうでしょう。 >なんかここの書き込みをみていると結局は獣医師やメーカの責任にしたがって いるようにしか見えないことが多々あります。 私個人は、活動と言うほど大げさではありませんがイヌ仲間には接種を奨めています。 接種を全くしない飼い主の言い分は次の3点に集約できます。 1.長年イヌを飼っているが、感染症にかかったことがない。 2.感染症ってインフルエンザや新型肺炎のようなもの。 流行したらワクチンうてばいい。人間と同じと思う。 3.料金が高すぎる。 1と2については悲しいかな専門知識のない私には反論できません。 3については、「3年に一回でも効果は同じらしい。料金は1/3になるよ」と 話すのですが、毎年説を吹き込まれた人説得力に欠けます。 3年ごと接種を奨める獣医さんが増えつつあることは事実ですが、 まだまだ少数派です。 毎年説を採る獣医も毎年接種が必須であるというデータを持っているわけでもなく、 製薬メーカーの推奨だけを拠り所としているにすぎません。 だからこそ私は、獣医師会がはやくアメリカの調査結果を追試して欲しいと願い、 この掲示板でも訴えているのです。 |
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