獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200311-166

ワクチン
投稿日 2003年11月15日(土)02時05分 ごろー

ワクチンについての議論が激しくなっているようですね。
私は、パルボ・アデノウィルス2型・ジステンパーを3年ごと接種(ただし、非接種の年は抗体価検査実施。検査結果次第では、接種期間を短くすることも、長くすることも考慮)。レプトスピラは居住地域での発症があった場合と多数の犬が集まる場に出る場合に単体接種。としようかと考えている1人です。

ワクチンの接種方法については、最終的には「飼い主各個人の裁量」の一言で終わってしまうと判っていても、飼い主がぐだぐだと情報に流されて右往左往してしまう様は、専門知識と確固たる意思をお持ちの獣医師の方々にはさぞお見苦しいだろうとは思うのですが。
私としては、犬の身体に不自然な物質を何度も接種することに対する漠然とした不安を、どうにもぬぐいきれないのです。
この子達って、人間よりもずっと敏感なんじゃないかな。という不安。
それを少しでも少なくするために、「間隔をあけた接種」という選択肢を採ろうとしています。

もちろん、集団予防を否定するわけではありません。
狂犬病(最近では輸入小動物による感染のおそれがあるらしい?)は、毎年接種させていますし、フィラリア予防薬も飲ませています。
すぐに命にかかわる病気については、予防のメリットが上回るのは当然です。
パルボも、ジステンパーも、怖い病気です。
犬の集まる公園に日常的に散歩に行く我が家の犬に「まったく予防接種しない」という選択は私には出来ません。
でも、でも。
「採血して抗体価を調べたりする手間と料金、有効性を考えれば、毎年接種の方が簡易で確実」
そのご意見には、納得しかねてしまうのです。
お金も手間もかかっていい。この子の為に、もっといい方法はないの?
そう考える私はまるで、合成保存料や着色料がバンバン入った食べ物で育ったのに、自分の子どもには無農薬有機栽培野菜を食べさせたいと願う親ようなもの?
過去の経験で何ともないと判っていても、「身体によくない」という情報があれば、なるべく避けてやりたいと思うのが親心。ですよね。
変な例えですみません。

自分以外の方に、「ある方法を推奨する」なんてとんでもない。
自分の決定ですら、不安との闘い。
地道な情報収集と、ひたすら悩む時間と、羽がはえて飛んでいくお金の代わりに得られるのは、犬の健康をできる限りの手段で守っているという自負だけなんです。

ワクチンの接種方法には、それぞれ長所短所があります。
あとは、犬の生活状況や体調と相談して、メリットが一番大きいものを選び取るだけ。なんですけどね。
難しい。
良いところだけの接種方法なんてなくて、自分の犬に合うのはどの方法か考えて実施することが大切。
それを知ることができるというだけでも、この議題の意義は大きいと思います。

情報提供してくださる皆様。新たなご意見を提示してくださる皆様。本当に参考になります。ありがとう。


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