意見交換掲示板過去発言No.0000-200311-193
Re:RE 狂犬病の予防接種 いやはやさんへ |
投稿日 2003年11月17日(月)00時36分 yuranoie
>猫はむやみに人を齧りません。どちらかというと人を見ると逃げ出しますよね。 通常はそうなんですが・・・・。 イヌに限らず、狂犬病を発病した動物は 狂ったように周囲の人・動物・物、何にでも噛みつく症状になるそうです。 たとえ咬まれなくても、狂犬病に罹患していることに気づかずに、愛猫とキスしたり、 手指を舐めさせたり、なんてことはあり得るし、それで飼い主に感染する危険も否定できないでしょうね。 >日本での 最後の方の 狂犬病の死者は猫にかまれて死んでますけど。 >歴史的に 人への感染は犬からがほとんどだったはずですよね。 ロシアではキツネ、英国ではサル、アメリカではコウモリから感染した事例がありますね。 とくに気になるのは、コウモリに咬まれた事で感染したわけではないという事実でしょう。 コウモリの唾液の飛沫を呼吸で吸い込んだのではないかと推定されているようです。 こうなると空気伝染に近い感染経路ですよね。 >まず 犬の予防接種を徹底したんですよね。 それで 効果が上がって日本では撲滅状態になったん だから それで いいんじゃないのかな? 日本での飼育頭数は、イヌ=約1 000万頭、ネコ=約800万頭と言われています。 他のペットを除いても、イヌとネコだけで1 800万頭もいて、 50年間狂犬病が発生していない、まさに撲滅状態です。 その状況下で、予防接種義務をまじめに履行した飼い主の愛犬が、 毎年、数頭(平成15年度は少なくとも5頭)命を奪われているのです。 接種を受けたイヌ460万頭に対して多々4頭なら許容範囲、とする見方もあるでしょう。 年々多数のヒトとペットたちが狂犬病で死亡している実態であるのなら、 接種されたイヌ460万頭は集団防衛の兵士として、 接種による戦死は名誉の犠牲と言われても仕方がないでしょう。 被接種犬の死亡確率は狂犬病の発生確率とくらべ、極端にすぎるのです。 愛犬家としては、「これでいいんじゃないのかな?」とはとてもいえないのです。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |