獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200312-77

12月8日の えっこさんへ
投稿日 2003年12月9日(火)18時01分 プロキオン

まだ、気が動転しておられるようですが、残念ながら、今回の書き込みからは
何も分かりません。

りんママさんのレスにもありますが、この疾病のときにはどのような処置が一
般的であるのかという質問であれば、一般論についてのお話はできますが、個
別の事例になれば、診察していない者にはその適否の判断には無理が生じます。
どのような仔細なことでも良いからと尋ねられても、答える判断になることが
何も記載されていません。

初診は11月8日というお気持ちのようですが、その際に血液検査実施されて
いて異常なしと判断されていたわけですし、その後1ヶ月の経過があれば、こ
れは、新たに初診として扱うのは不思議ではないと思います。
えっこさんも その間の様子を記載しておりませんので、この期間については
異常はなかったという理解になります。

お酒を飲んでいたようだとの御指摘も、夜間診察料金の請求があったようです
ので、これも診察時間外のことではなかったでしょうか?
とすれば、例え飲酒をしていたとしてもその行為に責を負わせることはできま
せん。おそらく、時間的に他所の病院へ行くと選択肢がとれなかったのではな
いかと推測していますが、それは獣医師側も同じで飲酒していますから、他所
へ行ってくださいとも言えなかったのではないでしょうか。
ましてや、飲酒云々は仮定の話しですし、10年いっしょだった愛犬を急に失
ったゆえのことのように受け取りました。


ガスの産生があったのか、閉塞であったのか、あるいは、事故であったのか、
疾病であったのか、それこそ剖検に持ち込んでなければ、死因の究明というの
は不可能のように思います。
犬に何が起きていたのか明らかでない、そして、死因が判明していないという
状態なのですから、医療過誤が存在したのか、治療の適否判断は誰にとっても
著しく困難であると言えます。

私に言えるのは、お書きになられている2つの薬品については、どちらもよく
使用される薬品だと思いますし、その両者をいっしょに投与することには「禁
忌」はないはずです、投与された薬品が死因とは思えない、くらいのことです。

おそらく、一方の当事者である獣医師のカルテを見ても、第三者の参考となる
ような事項は記載されていないように考えます。死因の究明に目的があるので
あれば、ネットでの相談は意味がありません。剖検や細菌あるいはウイルスや
生化学の検査を実施してくれる機関を捜さなくてはなりません。
大学や動物病院が利用している検査機関で引き受けてくれるところを捜す必要
があります。

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