意見交換掲示板過去発言No.0000-200401-223
てんかん持ちのチワワ・・・経験談を ゆあさんへ |
投稿日 2004年1月27日(火)01時00分 ちわ好き
私も以前、同じ悩みでこちらのお世話になった者です。 こういう不安を抱えてらっしゃる時には、 他人の体験談が一番聞きたいのでは?と書き込みします。 うちの場合は現在7歳、5歳頃から突如てんかん様の発作が起こり始めました。 今や大人気のチワワは、てんかんや水頭症の代表犬種みたいなものです。 知識にはあったものの、まさかウチの子が…というのは犬も人の子も同じです。 初めは2〜3ヶ月に1度程度で、その時点では特別な治療の提案はなく その時の獣医には、年6回以内、つまりは2ヶ月に1回以内の発作なら様子を見、 頻度が増せば検査、治療をと言われましたよ。 しかし頻度が徐々に増し、月に1度ほど起こるようになった事で、 治療をするに当っての発作の原因解明の為、 CTスキャンで検査する事を勧められました。 水頭症からの発作なのか、脳腫瘍の圧迫からのものか、 はたまた純粋(?)なてんかんなのか…。 CTを撮る際は、じっと寝ていなければいけないので 不安はありましたが、全身麻酔になりました。 今は麻酔に対してさほど恐怖はなくなりましたが…。 (麻酔事故が起こる可能性は0にはなりませんが、頻発するとは思っていません) 検査の結果、水頭症と診断され、 抗てんかん薬の常用で発作回数のコントロールを提案されました。 先天性か後天性の判別はつかない、手術などもあるが根治は困難との説明を受け、 寿命に関してもやはり短命の可能性はあると言われました。 私自身当初から、治すと言うより 「上手く付き合う」と言うスタンスで考えていましたので、 長く相談でき、納得のいく説明が受けられる、経験が乏しくとも 共に学んで行けるような獣医師を必要としていたのです。 その後、処方の量では効果が上がらず、別の薬との併用を勧められ、 これからと言う時に些細な事からその獣医師への信頼を無くし、 転院(セカンドオピニオン)を決意して 今の獣医にお世話になる事になりました。 現在は結局、前の獣医と同じその2種の抗てんかん薬を常用し (一般的な対処、ステップのようです)一定期間続けた段階で血液検査を実施、 肝臓などの数値や、薬の血中濃度を見て頂き、 薬が適量かどうかの判断をして頂いた後、少し量を増やして続けています。 結果、ここ数ヶ月でやっと効果が目に見えて来、 既に月2〜3度起こるまでになっていた発作が軽くなり、 回数も月1回に治まって来ました。 酷い時には数分に渡ってのた打ち回り、 全てが制御不能になったかのように脱糞・失禁もします。 このまま戻ってこれなくなるのではと不安にならざるを得ない、その形相、姿… 見ているだけで辛く、不憫で涙を抑える事などできない状態でした。 本人(犬)が自分で自分を制御できなくなりますから、その間は 「飼い犬」や「ウチの子」で無くなるようなものです。 それがここ数回は完全に「いって」しまう事は少なく、時間も短めで すぐ「戻って」こられるようになった様子なので、 ひとまず、している事が無意味でないと感じられて、 一安心と言う状態でしょうか…。 今後も服用しながら一定期間ごとに効果を計り、血中濃度も把握して、 上手くすれば量を減らしてもいけるようです。 ご心配の副作用は肝臓への負担、食欲増進、それに伴う肥満が主だった物と理解しています。 肥満すれば気管への圧迫や、関節・心肺への負担増が懸念されますよね。 体重に対して薬の処方もされますから、体重に応じて量が増えれば 又肝臓への負担も比例する…。怖い悪循環も起こり得る訳です。 現状、まだ治療が始まっていないゆあさんのちわちゃんに対しては 記録をつけ、しっかり観察する事。これが重要だと思います。 何らかの興奮から、脳内の発火と言える発作が起こる筈ですから 何か引きがねになったものはないか、物理的な誘因はなかったか、 時間、天気、前後の状況等のパターン、 又、何分くらい発作が続いたかも記録しておく方がいいと思います。 あとはできるだけ興奮させない日常生活と躾。色んな病院へ相談に歩くのも 自分が納得・安心できる手段だと思います。 もちろん頭への衝撃は致命傷、絶対的に禁忌です。 (健康な子も、それが発端となる事があります) 私も、人に頼ってばかりでなく、自ら勉強しないと、と このサイトなどを通して学び、まだまだ勉強不足の身ですが、 ハンドルネームの通り、チワワが大好きな私ですので ゆあさんのちわちゃんも、ゆあさんも、本当に頑張って欲しい、 いえ、チワワだけでなく、同じ境遇の子も少なくない筈なので 皆、頑張りましょうねと言いたい気持ちで一杯です。 ウチの子のケースは、治療のステップなど、ごく一般的な例だと思いますので ご参考までに、長々と書かせて頂きましたm(__)m |
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