獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200402-84

溶血性貧血って?
投稿日 2004年2月11日(水)20時26分 ミニピン

3年半くらい前からブルー&レッドを私たちの家族として加わりすっど一緒に平穏に
過ごしてきました。
ところが1月の終わり頃、今まで大きな病気もなかったレッドが突然透明のようなも
のを2回も吐き出し、しかもぐったりしているのでこれはただ事ではないと思い、す
ぐ病院へ連れてきました。

病名は気管支炎ということで、これを抑えるためと解熱の薬を服用して2日くらいで
回復し元気になったと思ったらつかの間、またぐったりしていてしかも2回倒れたの
でもう一度病院へレントゲンと血液検査しました。

その結果、心臓が悪いことと溶血が起きていることがわかりました。
HCT(赤血球)の正常値は約40%ですが、レッドは30 1%で正常値よりも低かったの
です。
とりあえず注射を打ってもらいましたが翌日になっても回復するどころか悪化して足
下がふらふらでした。
もう一度血液検査したらHCTが先日よりも更に下がって21 7%でこれ以上進むと命に
関わってしまうので緊急輸血しました。
その結果、心配していた拒絶反応はなく、30 9%と回復しかなり元気を取り戻しまし
た。

しかし翌日はまたHCTが20 2%、翌々日が11 4%とどんどん下がってしまう一方。
もう食欲もなく昏睡のような状態に陥ってとても危険な状態になったレッド。

短期間の間に輸血を繰り返すと体に負担をかけてしまう危険な状態になる恐れもある
し、かといって輸血しなければ今夜か明日にかけて危篤になってしまうだけでした、
どれも難しい判断を追われた私たちは、ギリギリの可能性を信じて再度の輸血を決断
しお願いしました。
その結果、無事輸血することができましたが夜になると血尿が出てきました。
その時はたくさんの涙を流し、もうこれまでかともう覚悟を決めていた私は心の中に
『神様、どうかレッドを命だけは助けてください』と一生懸命祈りました。

それが奇跡が起きたのかどうかわかりませんが、信じられないことが起きました。
3回くらい血尿が出てきたのに突然おさまり、翌日になったら少しだけど歩けるくら
いまで回復・・・。
しかし、輸血して2〜3日後になるとまた悪化してしまうので最後まで気を緩める事
なく温かく見守りました。

そして3日たってもまだ歩ける状態でしたので本当に溶血が止まったのかと半信半疑
でした。獣医さんもあれ?とような顔つきしていました。
今もまだ歩ける状態ですが、まだまだ油断できません。
病名は「自己免疫性溶血性貧血」です。
薬の効果が出るまで2週間かかる場合もあるのでしばらくは注意が必要と獣医さんも
言ってました。

皆さん、「自己免疫性溶血性貧血」にかかった方、おられますか?
情報交換できたらと思い、メールしました。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。