獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200403-104

犬の乳腺腫瘍
投稿日 2004年3月16日(火)14時35分 投稿者 ぷうちゃん

我が家の犬は現在12歳になるシーズーです。1年程前から一番下の乳首の下あたりに左右1箇所ずつのしこり(5mm程度)がありました。その時には犬の病気について全くの無知でさほど気にしていませんでした。

しかし最近になって再びしこりを触っていると左側のしこりが少し大きく(小指大程度)なっているのに気づき不安になって病院に連れて行きました。

病院で、乳腺腫瘍という診断を受けました。また歯石がひどいのでその処置も一緒にしたほうがよいとのことでした。手術は右側の小さいほうは腫瘍のみの摘出で左側の大きい方は乳腺ごと切除する事になるとのことでした。手術するかしないかについてはご家族でよく考えて見てくださいとの説明を頂きました。

その後、もう1件病院に行ってみたところそちらの先生は手術は行なわない方がよいとのご意見でした。病院に連れて行ったとき暑さと動物の匂いで興奮しており我が家の犬は「ハァハァ」といっていたのですが、先生がそれを見て心臓が弱っているとおっしゃっていました。また舌にチアノーゼがでていると。。。そちらの病院ではレントゲンをとったのですが心臓が肥大しておりやはり手術はするべきではないとのことでした(肺への転移は見られませんでした)。手術をすることで体力や免疫力などが低下し症状の悪化を招く事もあるし、今切除しても再発するのできりがないとの事でした。心臓のお薬でそのお薬は腫瘍の発育を抑制する効果があるというものでそれを処方しましょうとのことでした。

明日また別の病院に行く予定なのですが、何件も病院を行ってきりがないとも思ったりはしているのですが、今のところこの先生を信頼しお任せしてみようという気持ちにまでなれなくて。。。

乳腺腫瘍について自分なりに調べて見ると(その時ここにもたどり着きました。)しこりが小さいうちに切除した方がよいこと、10才以上でも手術を受け元気に過ごしているわんちゃんもたくさんいること、などを知りました。また切除せず経過観察を行い数年で肥大しその時にはより高齢で手術不可能でそのまま。。。などというのも目にしました。ただ私の周りの意見では手術はしないほうがいいとの意見が多く、今とても元気なので手術後に元気がなくなったりすることへの不安を感じているのも事実です。

私の決断でこの仔のこの先の人生が左右されると思うとどこでどう折り合いをつけて結論をだせばよいのかわからずにいます。。。返答が難しい相談なのかもしれませんがどんな事でも結構なので何かアドバイスやご意見を頂けないでしょうか。よろしくお願いいたします。

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