意見交換掲示板過去発言No.0000-200403-59
Re:動物愛護と獣医学 |
投稿日 2004年3月7日(日)02時20分 投稿者 パールちゃん
けいさんへ。 私は獣医師ではありませんが、ぜひ考えほしいことがあって書き込みます。 まずわかってほしいのは、獣医学部の人たちの多くはけいさんと同じように、 動物が好きだから、動物の命を助けたり動物が苦しむのを少なくしたりする知識と技術を身につけたくて、 その進路を選んだ人たちです。 そこでは無駄に解剖や実験が行われているのではなく、必要だから行われています。 動物の命は大切だと思うなら、動物の体のことをよく知らなければなりません。 好き≠ニいうだけでは動物のことをよく知ることはできませんものね。 解剖や実験は、よく知る≠ニいうことに向かい合うことなのです。 たしかに、動物が好きな人が解剖や実験に立ち向かうのは勇気がいることだと思います。 が、そこで目をつむってしまってはよく知る≠アとはできないのです。 原因を知らなければ病気は治せません。 原因を知るためには体の中がどうなっているのかを知らなければなりません。 解剖や実験は動物のためのものなのです。 勇気をもってそれに立ち向かった人が、人間のお医者さんや動物のお医者さんになっているんですよね。 かわいそうだからお肉は食べませんという考え方はちょっと変だぞと私は思います。 お肉をもらうから牛や豚や鶏は大切にされます。 お肉のありがたみを感じなくなったら牛や豚や鶏はいなくてもいい動物になってしまいます。 動物愛護イコール菜食主義という考え方は、見なくてはいけないときに目をつむってしまうことと同じだと私は思います。 そんなことはわかっていますと思うかもしれませんが、またよく考えてみてくださいね。 けいさんのような純粋に動物を愛する人が獣医さんになったら、 すごくいい獣医さんになると思います。 |
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