意見交換掲示板過去発言No.0000-200404-216
RE 大泉門 |
投稿日 2004年4月29日(木)09時10分 投稿者 田口正行
大泉門は頭蓋骨の頭頂骨と前頭骨の間にある頭蓋縫線が癒合しないで開いている状態の穴をいいます。 頭蓋腔内は縫線が閉じている場合には、脳の実質、脳脊髄液、血液で満たされています。 先天性の水頭症では頭蓋骨内で脳脊髄液が行き場を失っているために、頭蓋内圧が上昇し、この縫線が閉じることが出来ずに開いているのではと考えられていました。 ですから、大泉門が開いていることで水頭症になるというわけではなく、水頭症の症状の1つとして大泉門の癒合不全が起こると考えています。 けれども水頭症の症例では、必ずしも大泉門が開いているとは限りませんので、あまり大泉門にとらわれることは無いと思います。 また、超音波検査で大泉門の部分から脳の実質を観察することが可能ですから、心配でしたらかかりつけの先生に相談されてみても良いと思います。 |
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