獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200406-168

マルチレス
投稿日 2004年6月15日(火)12時25分 投稿者 プロキオン

6月14日の ややさんへ
妊婦さんとその健康についての質問は多いので、「定番質問の回答集・
動物よくある相談」の方に参考意見が記載されていますよ。
トキソプラズマの場合は、「水痘症」ではなく「水頭症」ですね。お医
者さんは盛んにこの疾病について注意を促しますが、実際のところは「
何時感染したか」が重要であって、危険時期をはずしての感染であれば
症状の発現は極めて稀といえます。
私の友人の奥さんは、異常に高い抗体価を保有していましたが、子供3
人には誰も異常はありませんでした。ハムスターと亀ですから、あまり
気にされる必要性はないように思います。
とりあえずは、定番質問の回答集を一読下さい!


6月14日の ひろさんへ
血統書というものは、本来、その品種のあるべきスタンダードの姿に近
付けるため、そして遺伝的な弊害を未然に防止するために必要とされて
います。
つまり、両親や祖父母がキチンと特定されているのであれば、その時点
で血統書の必要はないことになります。

どういう血統・家系であるかが猫の購入者にとっては不明である場合が
ほとんだなので、当該猫の血統を登録管理している組織団体が、繁殖者
に代わって、証明しているものが、所謂血統書です。
今回、ひろさんが飼育されている猫においては、その両親の時点で血統
書が不交付で、かつ繁殖者と連絡がとれないということであれば、猫の
登録団体の方でも、そうそう簡単にはいかないように思われます。
両親の双方の祖父母のキャッテリーにおいても、自分達の預かり知らぬ
繁殖の結果までは、認知したくないでしょうし、交配証明書あるいは繁
殖証明書も当事者(両親の飼育者)から入手できないのですから。
まったくできないことでもないと思いますが、相当の手間ひまがかかる
ことは避けようがありません。
ひろさん御自身が新たな出発点になる方が早いかもしれません。


6月15日の pikkeさんへ
ハムスター自身が、お書きになっているような動物だと思います。
一晩に8〜10kmは歩き回るのが普通です。餌だけを求めて活動してい
るわけでもないので、「餌はあげるからじっとしていて」は最初から無
理です。
音の大きさは思い過ごしでしょう。近所迷惑になる程の大きな音ではな
いと思いますよ。


6月15日の ぎゅうさんへ
ぎゅうさんの御質問へは実際の診察がないと回答不能だと思います。
確かに皮膚のトラブルは多い品種だと思いますし、アカラスが今現在い
るか否かは診察の必要があります。居てもおかしくないし、いなくても
不思議ではないし。そして、それ以外の要素もいろいろ考える事はでき
ます。
結局、確実なことは何も判明していないということなのです。憶測だけ
のレスであれば、現実問題の解決には役に立たないように思います。


6月15日の ちびしろさんへ
動物病院でも、よくドッグフードを食べない、食べさせるにはどうした
らよいのか?という同じ質問を受けます。
一番、簡単な回答は「食べないと思っているだけで、食べますよ」とい
うものです。
そりゃ、小さい頃から人間と同じ食べ物を食べていれば、味覚が変わっ
てしまっていますから、頑固ですよ。でも、かならず飢え死にする前に
は食べるようになります。これは何も「絶食させれば良い」と言ってい
るわけではありません。
犬の顔色を伺っている限り、犬はドッグフードを食べなければ、その後
に好物が出てくる事を知っていますから、食べようとはしないでしょう。
犬はバカではないんです、今どのようにトレーニングすれば自分の望む
飼い主にすることができるか、あなたを躾けている最中なんでしょうね。

家庭犬躾けインストラクターに言わせると、躾け教室の7〜8割の時間
は犬ではなく、その飼い主の躾けに当てる必要があるそうです。犬は飼
い主を見ますから、飼い主がキチンと犬と向かい合うことができないと
意味をなさないようです。
まして、子犬ではなく成犬ですから、ただかわいいとか可哀想とかいう
感情だけでは、犬も混乱すると思います。飼い主であることを犬に認め
て貰う必要があると思います。





◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。