意見交換掲示板過去発言No.0000-200406-231
マルチレス |
投稿日 2004年6月22日(火)15時32分 投稿者 プロキオン
6月19日の Satoshiさんへ 会陰部ヘルニアに雄の老犬に多いようですが、これは、骨盤腔と会陰部 を隔てる筋組織が裂けておきる疾患です。 筋力が衰えているのと腹圧がかかることに由来しているようです。とい うことで、ヘルニアの穴を塞いでも、再発の可能性が付いてまわること になります。 手術自体の難易度が高いというよりも、術後のケアーが大切であって、 従前と同じ飼育というわけにもいかないと思います。私はむしろそちら の方が気にかかります。 6月21日の ステファニーさんへ シーズーの被毛の色変わりは、あるように思います。色が変わるのです から何らかの原因はあるのでしょうが、それが必ずしも病的な原因であ るとは限りません。 ネットでは原因も状態も分かりませんので、もし、心配されるのであれ ば、病院へお出かけ下さい。 6月21日 小太郎のママさんへ この質問も欠けてしまっている歯牙の状態が分からない限り、判断しよ うがありません。 実際に状態を確認できる方に見ていただいて判断してもらって下さい。 6月22日の はなちゃんへ 16歳という年齢を気にされているということですね。確かに小さい ファクターとは言い難いものがあると思います。 しかし、猫の乳腺腫の80〜90%は悪性であるという統計データー があるようです。私はまったくの第三者ですから、このデーター値か らいけば、とれる乳腺腫ならとった方が良いと考えます。 # 当該猫の今現在の状態や年齢はまったく考慮しておりません。つま り、統計からの判断だけです。 はなちゃんが、こちらの掲示板に相談されても患者自身である猫を知ら ない者の答えはおおよそこのようなものだと思います。 実際に、はなちゃんが求めているのが、「手術するべきか否か」の答え ではなく、「手術できるのか否か」であれば、これは、別の獣医師に診 察して貰う必要があります。 もちろん、手術しないという選択肢もありますが、その場合は、他の人 に意見を求めない方がよいように考えます。 こちらの選択肢は、「自分で決断したことだ」という覚悟をもって臨ん でほしいと私は思います。後々、第三者に責任を押し付けたり、恨んだ りしないで欲しいからです。 手術するかしないかで悩むというのは、条件とすれば、良い方なのだと 思います。腫瘍においては、手術できませんと告げられることも多いわ けですから、そのような飼い主さんにとっては選択肢など限られてしま います。 どのような症例にも「切れば治りますから」と言えたらばと思ったりし ます。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |